一昨日、僕の大好きな居酒屋に行くため
大須まで出かけた。
ここで何度も書いているが、86歳にも
なる おばちゃんが1人で切り盛りを
している。
その日も 相変らず店先の提灯はついて
いなかった。
入り口が開いていたから、入ってみると
ニッコリ笑って「いらっしゃい!」と
言っていた。
「おばちゃん、相変らず提灯がついて
いないね!」と言うと おばちゃんは
「へたに提灯つけとくと お客さんが
入ってくるでいかんぎゃぁ!」と商売は
やる気なしである。
前回来た時より 心なしか元気もなくなった
ように見受けられる。
おばちゃんは黙ってビールを持って来たが
ビール持つのも しんどい感じに見える。
いつもキリンビールを呑むのだが 今回は
なぜかサッポロが出てきた。
少し不満だったが 言えばおばちゃんに
負担がかかると思い黙っていた。
「はい、どうぞ!」って言うから僕はコップ
を持って ビールを注いでもらおうとコップ
を差し出すと ビール瓶が重かったのか、その
ままビール瓶をカウンターに置いてしまった。
仕方ないから、僕は手酌で飲み始めた。
一杯呑み終えるのを じっーと見ていてから
おばちゃんは「あんた、キリンだったね?」
と言っていたが そんなタイミングで言われて
も どうしようもない。
「つまみは何にする?」と聞かれたが お客が
来てない店で 新鮮な物は期待できない。
何を食べようか黙って考えていると、いきなり
果物が入ってた籠から 一個しかなかった茄子を
持って 切り始めた。
そして 切った茄子を フライパンに入れて
炒めていた。
誰が食べるんだろう? そう思って見ていたら
炒めた茄子を皿に入れて「おまちどうさま!」と
言いながら 僕の前に置いた。
なんでやねん! そう思いながらも お年寄り
なんだから 言っても仕方ないと 思って
黙って食べようとした。
そして一口食べて 驚いた!
「おばちゃん、炒める時 オイル使った?」
おばちゃんは「さぁ? どうだったかな?」
茄子には 味はついてないし 切ったままの
色で こげがついてるだけである。
「おばちゃん、悪いけど これじゃ食べれないよ」
あばちゃんは「そう言わすな〜 今日は呑み放題
だでよ〜」と言っていた。
呑み放題? そんなバカな!
「呑み放題ってどういうこと?」と聞いてみた。
おばちゃんはニコリともせず「何本呑んでも1本
600円」と言っていた。
それって呑み放題じゃないじゃん!!
結局、茄子は おばちゃん1人で 全部食べていた。
1本目のビールがなくなる頃に「もう1本呑んだら
1600円ね!」 と聞いてもいないのに言うから
「もう1本呑みます」と言うと おばちゃんは
冷蔵庫を開けながら「ごめんね、キリンビールは
さっきのビールで最後だった」と言っていた。
さっきもキリンビールではなかったのに、何を
言ってるんだろ? かなり ボケてきたのだろうか?
しかし、 出てきたビールはキリンビールだった!
もう笑うどころか 真剣に心配しちゃう。
2本目がなくなるころに「もう帰る? 2000円ね!」
と勝手に言い出した。
さっきは1600円と言っていたのに なんで2000円
なんだよ!
さらに、おばちゃんは もう1本呑んだら3000円!
と言っている。
呑めば呑むほど高くなっている!
僕は、そこに行く前に日本酒を4合半呑んでたから
それ以上は 呑まない方がいいと思い 帰る事にした。
「おばちゃん、帰ります!」 と言うと「ありがとう、
2000円ね!」 とまだ言っていた。
「おばちゃん、2本だから1600円でしょう?」
と言ったが おばちゃんは2000円と譲らなかった。
マジに心配になって「おばちゃん、大丈夫?」と
聞くと「冗談に決まっとるがねぇ〜 1600円で
いいよ〜」 と言っていたが 5000円札を出したら
お釣りは3000円しかくれなかった。
今までも心配になったことはあったが、今回だけは
マジに心配になった。
ランキング
名古屋の東区に徳川園って言う所が
あるのだが、その日本庭園の素晴らしさ
に、はまってしまって昨日も二日連続で
行って来ました。
園内にある牡丹園です
同じく園内にある 菖蒲田です
杏(あんず)の木です
この徳川園の入場料は300円です。
新緑の下を歩いていると 気持ちよくて
最高の気分でした。
名古屋の街の中にこんな憩いの場所が
あるなんて! ぜひお出掛けください。
詳しくは ↓ をご覧ください
徳川園

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