更新 さぼってました^^
もうかなり前だが一時期 Dinksという
言葉をよく耳にした。
Dinksとは double income no kidsで
つまり共働きで子供がいない夫婦という
ことである。
子供がいないといっても この場合は
意図的に子供を作らないのではないだろうか?
子供がいることによって自分たちの自由が
奪われることを嫌がっているのかもしれない。
最近の少子化の一因になっているのは間違いない。
これも今までにないライフスタイルなんだろう。
最近はあまり聞かないがワーカホリックという
言葉を聞いたことがある。
ワーカホリックとは work alcoholik つまり
仕事 + アルコール中毒 の造語で仕事中毒
という意味である。
僕はアルコール中毒であっても決して仕事中毒
ではないし 絶対に仕事中毒にならない自信が
ある。
このところの不況で ワーカホリックという言葉
は聞かなくなったが この言葉を聞くと僕は1人
の人物を思い出す。
僕がまだ若かった頃に ある仕事を紹介された。
それは多少の技術が伴わなければ出来ない仕事
だったが技術的には自信があったし なにしろ
金になるということが気に入って二つ返事で
引き受けた。
現場に行くとこれから仲間になるであろう男が
4人いた。
その中の1人が 今でいうワーカホリックだった。
とにかく仕事が好きで 一日中仕事をしている。
その仕事は いつでも出来るし1人でも出来るし
本人が望めば その日に金にもなる。
僕の場合は競輪に行く資金が欲しくって その
仕事を引き受けたのだが その男はギャンブル
どころか酒も女にも興味がないようだった。
とにかく仕事一筋である。
朝の4時には現場に来て仕事をやっていた。
夕べは何時まで仕事してたの? と聞くと
夜中の12時までやっていた と言ってた。
睡眠時間も惜しんで仕事をしているわけである。
こんな状態がいつまでも続くわけがないし、
いつかは体を壊してしまう。
これもこの男のライフスタイルだから他人が
どうこう言う問題じゃないのかもしれない。
しかし仲間であることは間違いない。
みんなで話し合って この男のストレスを解消
させよう! とこの男をみんなで強引に競輪に
連れて行った。
帰りに「今日はどうだった?」と聞いてみると
「金がもったいない」と一言 言っただけだった。
しかし、その日を境に その男のライフスタイルが
一変してしまった。
仕事には来るのだが午後になると どこかに行って
しまっていなくなる。
そういう日が毎日続いた。
ある日 仕事中に今日は仕事はこのへんにして競輪に
行こうということになった。
しかし その男は「俺は行かない」と言う。
しかたないから その男だけ残してみんなで競輪に
行った。
ところが「俺は行かない」と言った男が競輪場に
いたのである。
その男が言うには「実は初めてみんなに競輪に連れて
行ってもらった時、勝ったんだよ! それ以来病みつき
になって開催してる日は どこにでも行っている」らしい。
あれほど仕事中毒だった男が・・・・・とみんなが
唖然とした。
その後、僕はその仕事をやめたから 仲間と会うことは
なかったが 昨日、久し振りにその男の噂を耳にした。
その男は、一度結婚したらしいが 競輪好きが仇となって
一年もしないうちに離婚したそうだ!
僕の記憶では その男は母親と病弱な妹と3人で暮して
いたはずである。
その母親も妹も病死したそうだ。
そして本人も最近、亡くなったそうだ。
その男の思い出がある。
朝、仕事をしていた時 その男から事務所に電話があった。
僕が「もしもし」と受話器を取ると「俺だけどよ、今朝
起きたら頭は痛いし 腹も痛いんだよな、だから今日は
行けそうにもない!」と言うから「寝てた方がいいよ」
と言って電話を切ろうといたら その男は「みんなにも
言っておいてくれよな! 俺は腹の具合も悪いし頭の
具合も悪いから行けないって」と言っていた。
普通、腹の具合が悪いと言うことはあっても 頭の具合が
悪いっては言わないだろう!
その男は 結構短気な面もあって よくカーッとなること
があった。
ある日、みんなで昼食を食べている時 その男がハナクソを
ほじくっていた。
それを見た 仲間の一人が「汚いな〜 お前は子供か!」と
言ったら カーッとなったのか その男は「お前だって
仕事中に しょちゅうツバを吐き散らかしてるじゃないか!
そっちの方が汚い!」と言った為、二人は取っ組み合いの
ケンカを始めてしまった。
ケンカの原因が原因なだけに 周りの僕たちはアホらしく
なって 誰も止めなかった。
二人は顔中 血だらけで殴り合ってたが みんな笑いながら
見ているだけだった。
僕はハナクソが原因でケンカするのを初めて見たから
覚えていたのだろう!
昨日、噂を聞いたから ついつい書いてしまったけど
このブログも ついにアクセス数が10万となりました。
今後とも よろしくお願いします。
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