最近、地下鉄をよく利用する。 名古屋の繁華街の栄にサテライト名古屋というビルがあって、ここは会員制の競輪の場外車券場になっていて、ここに行くため地下鉄を利用するのである。昨日も地下鉄に乗って行って来た。 行く途中の市役所駅から一人の力士が乗って来た。 巨体を揺らしながら僕の横の空いていた席に勢いよく座った。 僕の体が一瞬浮いたように感じた。 そんなに勢いよく座らなくてもいいのに…。地下鉄も土俵の上だと思っているのだろうか? それにしてもあぶらの匂いが気になる。それは力士特有の匂いだからしようがない。でも汗の臭いがたまらない。座ってすぐに持っていた風呂敷の中からタオルを取り出して汗を拭っていたのだが汗は次から次へと滴り落ちる。冷房が効いているる車内でも太っている力士にとっては暑くてたまらないのだろう! それに息づかいも荒い。横に座っている僕まで汗が出てくる。力士は携帯電話を取りだし、汗を拭いながらメールをしていたが大きな指先でメールを打つのは大変なのか
何度もクリアしながらボタンを押していた。
僕はもっとその様子を見ていたかったが目的の駅に着いたから後ろ髪が引かれる思いで電車を降りた。何とも中途半端な話になってしまったが僕は競輪に行くのを止めて力士の後をついて行こうか迷ったことだけはご理解下さい(笑)

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