今回は、肩と足首のカスタム法を
簡単に説明しておきます。
分からない部分などあれば、質問して下さい。
これが完成例。
肩のボールジョイント化って
肩の稼動域を増やすのですのが目的ですが・・・
実は、もうひとつ最重要な目的があって
それは肩幅の調整が出来る!って事でして
肩幅を狭める必要性を感じない方には
やらなくても良いカスタムだと思います。
肩の円形部分を縦に模型用ののこぎりでカット・・・
これは肩幅を狭めるので接触部分を無くし稼動域を増やす。のが目的です。
で、肩の上下方向の円運動を残す為に
上半身の中に接続する為の棒を利用して
ここにボールジョイントのボール側を差し込みます。
この「上半身の中に接続する為の棒」部分は直径3ミリありますが
ここに1ミリ→2ミリ→3ミリのピンバイスを使って
順々に穴を広げて、最終的に3ミリの穴を開けます。
そして肩側に埋め込む、受け側のジョイントはこの時点で
ジョイントさせておきます。
で、こんな感じで上半身パーツの中にパテを肉盛りして
ここに、肩のボールジョイント差し込んで硬化を待てば
出来上がりです。
上半身の切り込みは、ニッパで少しづつ切り取っていけば
さして危なくは感じないはずです・・・。
(でも、くれぐれも怪我には十分にご注意下さい。
当方は、責任を負いません。)
切り込みのイメージは、ちょうど人がランニングシャツを
着ている感じで切り抜くと良いでしょう〜。
胸側(前)は大きく切り抜くのが便利で
身体の前方に銃などを持つ時のポージングの自由度が増します。
ここでは既に、右肩は肉盛りしたパテに差し込んでいます。
ちょうど左肩をこれからパテに差し込む。って状態です。
この際、身体側のボールジョイントの出っ張った棒部分の長さ調整は
事前に行って下さい。
ここをノーマルの長さのままで接続してしまうと
思った様に肩幅が狭められません・・・ご注意を・・・。
で、お勧めのパテは画像の物で
これは量も多いですし、硬化まで3時間。と早く決着がつきます。
値段は980円に消費税。です。
ちょっと立派な模型屋さんで買えると思います。
本来、腕に備わっている上下の稼動を活かしたので
こんなに上下に肩が動きます。
これなら、片側の肩だけ下げたり上げたり。って
ポージングが可能です。
で、これが肩の前後の稼動状態です。
これはボールジョイント化の効果で
これだけ稼動域が増えると、ひじょうにポージングをする際に
施す手段が増える事になります。
以上、ひじょうに効果的ですので2次戦物を楽しまれている方には
お勧めのカスタムです。
2次戦って装備品がシンプルなので
体型がハッキリ見えますし、わずかなポージングの変化も
効果的に現せますので、お勧めカスタムです。
こちらが足首のボールジョイント化例。
ウチの場合、足首の稼動域を増やす事が目的より
単独での「立ち」を良くするのが目的と考えています。
このボールジョイント・・・ひじょうに硬いんです。
稼動域は凄いですが・・・硬いんです。
ですから、ボールを受けに差し込む時も
ウチでは、プラ製のハンマーで叩いて押し込んでいます・・・笑。
その分、スタンドを使わずに単独で立たす場合には
フォールド力が強い。って事です。
足首のジョイントは「せぼね君」ってパーツですが
最近では「AKグレネーダー」さんで買えますので入手して下さい。
http://www.grenadiere.jp/
で、本来の足首部分は素体から切り離してしまって
足首のノーマルの稼動部分もカットしちゃいます・・・。
足の甲だけになったところで・・・彫刻刀でボールが入る分だけの
サイズに穴を開けて・・・ここに瞬着を流し込んで固定です。
ウチの場合は、履かせるブーツを幅狭・甲低カスタムをするので
こうして足のサイズもいじります・・・笑。
まあ、なんにしても足パーツは柔らかいので
簡単に処理が出来ます。
で、足首まで、のカスタムが終われば
後は元通りにくっ付けるだけですが・・・
ウチの場合ここからはゼリー状の瞬着を使います。
本来は平らになる様に、両サイドの接着部分の平面を出せば良いのですが・・・
面倒臭いので(爆)・・・最初にゼリー状の瞬着を両サイドの
接着面に塗って上げて「半硬化」・・・って、これタバコの煙を当ててます
ウチの場合・・・笑。
瞬着に煙を当てると、硬化を促進するんです。
で、半硬化した瞬着部分に新たに瞬着を盛って上げて
くっ付けると、意外や簡単に固定出来ちゃいます・・・笑。
(これ、秘密のワザ。です・・・爆。)
最終的にはこうなるんですが・・・
ウチは補強の意味で、ラジコン用のボディ補強用のテープを貼っています。
実は、このテープを貼る前に・・・接着部分に新たに瞬着を盛って上げてから
テープを巻いています。
これで、テープの中に瞬着が広がるので、硬化すると
凄い強度になる。って訳です・・・笑。
と、言う事で、肩と足首のカスタム方法でした。

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