今回のアパム伍長は、実は僕にとっては
映画SPRの象徴。となるべきキャラクターと思ってる人物なんです。
ライアン2等兵を発見後に橋を守る為に戦うミラー分隊。の
シーンで、このアパム伍長はあまりの恐怖にパニックとなり
目の前を通り過ぎる独兵に対して、両手を上げて見送る。という
衝撃的なシーンを見せてくれています。
この時の「アパム伍長」って、「僕ら」だと思うんですよね。
特別な戦闘訓練を受けていない人間がいきなり
ああいう必死の場面に投げ込まれれば
皆、アパム伍長の様になってしまうのだろうな?……って
思うのです。
そんな意味で、このSPRって映画の本当の主人公って
「アパム伍長」だろう!って思ってるんです。
現に、この映画のポスターに写っている
一人の兵士のシルエットってアパム伍長なんですよ。
そんな意味でも、この作品はジックリと時間を掛けて(4年がかり)
完成版としました。
ジックリとご覧下さいませ。
実はこのポーズ……ポスターやDVD・ビデオソフトの
表紙として使われている「シルエットの兵士」の再現なんです。
DVDなどお持ちの方は、この作品と見比べてみて下さい……笑。
★作品データ
ヘッド:自作のアパム伍長ヘッド。
素体:bbi製・G1素体をカスタム。
衣装:be-com.SHOP製。
布製装備品:be-com.SHOP製。
プラ製装備品:ドラゴン製。
サービスブーツ:NL製の物をカスタム。
M1ヘルメット:自作の小さいサイズの物。
このヘッド……やっと決まった!って思いで一杯です。
何回手直しをした事か……感涙。
ですから、これ以上はもういじりません。
で、アパム君はM1メットの下にジープキャップを
被っています……。(シーン毎で被ってない時もあるけど……)
M1メットは凄く小さく作ってるんですけど
内帽を省略している分、内側のサイズは意外と余裕あるんですが
さすがにジープキャップを被ってからだと
M1メットを被せられなかったので、干渉する髪の造型を
削り取っています。
両腰の弾薬ポーチとクロスに掛けられたバンダリアが
劇中前半のアパム君の特徴ですね。
みんなに荷物持ちにさせられていたんですね……笑。
それとミラー分隊の人達は、みんなカーゴポケットの付いた
OD色のHBTトラウをはいていますが
このアパム君だけ、陸軍では一般的なタイプの
チョコ色トラウをはいています。
これも特徴のひとつですね。
ハバーザックには銃剣を差しています。
それと、ヘルメットの後頭部には下士官(この場合、伍長)を示す
横の白帯が入ります。
ミラー大尉(将校)の場合は、縦の白帯になります。
基本的に各装備品には、ダミーウエイトを仕込み
重さを持たせていますので、衣装の肩浮きを抑える事も出来ますし
装備品がだらしなく垂れ下がったシルエットも表現出来ます。
そんな意味だと、このアパム伍長作品を持ってみると
その重さには驚かれると思います……笑。
(って、展示会では触れないので、実感して頂く事は出来ませんが……汗。)
一見、こういったフィグには重さって意味が無いようにも
思えますが、実際は布を使っている為にその効果はシッカリと現れます。
(まあ、衣装・装備品の種類にもよりますが……。)
以上、アパム伍長編でした……敬礼。
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