10年乗って9万キロ走った愛車ムーブが廃車となりました。
事の起こりは昨日の夕方、仕事帰りの運転中、右折車の後続3台目くらいで停止しかけた瞬間に激しい衝撃を受けました。
その衝撃で前の車にも追突し、衝撃に耐えながらブレーキを踏んだのを覚えています。
後ろから追突されたとわかり、車から煙が出るのが見えたので、慌ててサイドブレーキを引きエンジンを切りました。
シートベルトをはずし、体に異常が無いのを確かめ、ゆっくり車外へ。
後ろの車と前の車の運転手さんが、「大丈夫ですか」と駆け寄ってくださいましたが、首と膝が少し痛む程度で大きな怪我はナシ。
一方、車は、ガラスは割れて後ろも前も大きくへこみ、ラジエーター液やらオイルやら流れ出していて、走行不能。
この惨状からすると、私の軽症は奇跡的でした。
後ろの車が軽自動車だったのが幸いでした。前の車は「シボレー」でしたけど。
車を当てた男性は、少し年下の少しガラの悪そうな人でしたが、態度は紳士的でした。
携帯の充電が切れたとかで、すぐに知人に充電器を持って来るよう頼んでいました。
そこに現れたのはハイヒールを履いた美しい女性。
なんだか事情がありそうで気になりました。
「車は嫁名義だ」なんて言ってたけど、女性は「友人です」と答えていたし。
免許証の住所は大阪なのですが、今住んでいるのはこの近所だと言ってたし。
自宅の電話はありませんと言われたし。
怪しいよね。妻とは別居中で愛人と同棲ってことですか。
そして警察が来て検分、これがたっぷり時間がかかる。
その間、私は電話で、夕方行くはずだったバスケの送迎の手配や娘に事情などを話しました。
娘が呼んだのか、旦那も現れ、野次馬もいて騒然とした雰囲気。
警察が帰った後もお互い連絡先を教えあったのですが、そこで「運送会社に勤めているので、人身扱いにしないでくれ」と頼まれました。
明らかに被害者なのだけれど、事故というのは理不尽なもので。
私の車だけが動かないのでレッカー移動しなければならず、夕方ということもあって1時間近く待ちぼうけ。
車を移動し終わって、病院についた時には夜の8時。
レントゲンでも異常はなく、軽い吐き気、頭と首と膝の痛みくらいなんですけど、なんか納得いかない。
こういう場合の保険の補償というのは、まず、医療費、休業保障は当然としても、車の弁償に関してはお粗末なんですよ。
修理代が査定価格を上回るときは、全損として車の査定価格のみの保障となってしまいます。つまり、H9年式のムーブなんてタダ同然ってことでしょう。
こういったケースのために、対物修理超過保障という保険があるのですが、加入しているかどうかは微妙なところ。
相手の保険会社は、月曜にならないとちゃんとした担当者は来ないそうなので、話もできず。
お金がなくて車を買い換える余裕なんてないというのに。
車がなくなる上、たぶん10万くらいで話をふってこられそうな。
生活できないよ。私の愛車を返してくれー。
今回はハイハイと引き下がらないぞ、と決心していますが、そうなると当分揉めそうですね。

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