ほんの日記

タクミくんシリーズ 誘惑 (角川ルビー文庫)　　ごとう しのぶ

今調べたら、シリーズが始まったのはなんと１７年前。
毎年１〜２冊の刊行ペースなので、冊数はたいしたことないんですけど、すごく息の長いＢＬシリーズです。
読者の私もドキドキから熱愛時期を経て、マンネリを感じたこともありましたが、実写版ＤＶＤを観たあたりからまた再燃、という感じで擬似恋愛継続中な作品です。
設定などはかなり陳腐なんですけど、どうしてこう読ませるんでしょう。
ギイという男はあまりにも現実離れしたいい男すぎるのに、なぜまんまと惚れてしまうんでしょう。
非現実なほどの「理想の男」がツボを押さえてくるものだから、ハマっても仕方ないかー。

今回の作品でも、またギイに惚れ直してしまいました。
クールビューティーなギイのヤキモチ。タクミくん一筋な健気さが可愛いです。
いよいよ、二人の仲を公にしようとしているギイ。
ファンタジーともいえるＢＬの設定で、親に紹介という現実的なエピソードがどう絡んでくるのかとても気になります。
学園はまだしも、親の反応にはかなりドキドキしそうです。

タクミくんシリーズ Pure 2 (あすかコミックスCL-DXタクミくんシリーズ)　　おおや 和美

そしてこのシリーズ小説のコミック化。
イラストの挿絵をしている漫画家さんなのでイメージはバッチリ。
というより全てのページが挿絵のように美しく、もううっとり。
三州×新の素敵なカップルのお話メインでしたが、ギイとタクミくんのラブシーンもあってお得な１冊。
キャラの表情が可愛かったりセクシーだったり、知っているお話でも原作のイメージを全く損なわずに、また新たに楽しめるのがすごい。
タクミくんシリーズにベストマッチな漫画家さんです。

またまた観てしまったＢＬＤＶＤ･･･。
レンタル店で見つけて１００円セールの時に借りました。

先日観たタクミくんのＤＶＤと比べてしまいますが、共通点は脚本というか台詞回しがお粗末なこと。
違いはラブシーン。ややリアルで焦りました。
それから、好みの役者さんが出ていなくて残念だったこと。これが大事なのに。
そして、このポイントがハズれると、ＢＬにはちっとも萌えないのですよ。
ここが評価の分かれ目ですが、それ以前に、所要登場人物の名前でどん引きしました。
主人公はマキ。付き合ってるのはライカ。好きになるのはルイク。
全員男だし、純日本人だし、漢字の当て字もあるようなんだけど、突っ込みたくなるよね。原作も読む気なくすよね。

主人公はピアノが下手で、喋り方が馬鹿っぽくて節操なし。
２枚目という設定だけれど、内面が魅力的じゃないからつまらない。
でも、実写ＢＬという新鮮さで興味深く観られるので、また他のを見つけたら借りようかと思います。

人里離れた全寮制の男子高校・祠堂学院で繰り広げられる男の子同士の学園恋愛モノ。大人気ＢＬ小説の実写映画化。

間違えないでいただきたいのは、ここはＢＬコーナーですので、普通の映画の評価とは全く基準が別だということ。
普通の映画なら★☆といったところでしょうか。

タクミくんシリーズは、もう大好きなＢＬ小説なのですが、この作品の魅力はなんといってもおおや和美のイラストの素敵さに尽きるのです。
主人公タクミをこよなく愛するギイが、１００点満点のいい男で、一時期擬似恋愛しておりました。
内容がいいとかキャラが魅力的だとか設定が面白いのかというと、それなりにという程度なので、イラスト命のこの作品の実写化にはかなり無理があると思っていました。
ところが！全く期待していなかったせいか、結構いけました。
というかかなり萌えました〜。
全体的に爽やかな雰囲気にまとめてあったし、原作でもそうであるように、ＢＬ要素は軽く上品で、美しくファンタジックに仕上げてあります。
実写化によるリアルな嫌悪感なしに観ることができます。
キスシーンやベッドシーンもあるのですが限りなく美しくリアリティはないものです。
実際、後頭部のアップのみで、こちらの想像に任されているので、キスもしていないんでしょうけど、ま、コレくらいの方がイメージが壊れない気がします。
お、と思ったのは重ねた手に指が絡むシーンで、ギイ役の加藤慶祐くんの手の美しさにときめきました。本人の手かどうかはわかりませんが、ここでスイッチが入りました。
それから、上半身裸で腕を撫でるシーンがあって、さらに肌を重ねて･･･。冷めた頭の中で、本当にそんなことしていいの？気持ち悪くないの？とドキドキしながら観ていました。
そんな感想を俳優さんたちに聞いてみたいものですが、残念ながら特典の座談会等でも明確な感想はなくて残念でした。
というかみんな大人しすぎて、特典映像にはがっかり。
でも実は、この座談会がいい感じで盛り上がってたら、メイキングビデオ買ってたかも、と思うくらいハマったのでした。

特典映像を見終わってすぐ、もう１回観てしまいました。
ギイ役の加藤くん、なんか見たことあると思ったら、仮面ライダーキバに出てくる仮面ライダーイクサの変身前の人でした。
以前、息子と少し観たときに、「イクサってかっこいいよね」と私が言っていた彼。
そのキャラがなんとも素敵なので、ショコラさんもぜひ観てください。
丁寧な命令口調の上品なオレ様キャラです。萌えツボ。

今度から仮面ライダーは欠かさず見ようと決心しました。日曜朝８時からです。
加藤くんのブログはこちら。

ＢＬでも読み物でもないけれど、分類するならこのカテゴリーかと。

気になるＣＤが８月２０日に発売されます。
メガネ萌え、年下萌え、先生萌えｅｔｃ　毎月色々な萌え属性の男性を人気声優さんが独白で演じる乙女向けアンソロジー風ドラマＣＤだそうですよ。
初回はメガネくんで、さわやかな白版と怪しい黒版があるらしい。

なんだかそそられるんですけど、買ったら危ない気もするし。自分が。
どうします？

先生編も気になるよねー。
好きな声優さんとかだったら買っちゃうかなあ。
ＴＶで紹介されてたのは、ちょっと寒かったけど、一人で聞いたらまた違うかな、と。

気になる方はこちら

警視庁勤務の立花美晴は、クールな美貌の凄腕SP。政府高官や来日VIPの身辺警護が仕事。ある日、教育を依頼された自信過剰な年下の男・西条剛志は、なんと元恋人の弟だった!精悍な顔立ちも仕草も、別れた男によく似た剛志に、美晴は一目惚れされるが･･･

相変わらずの綿密な調査資料から繰り出されたと思われる、リアルでハッタリの効いたＳＰ、警察、政治の裏事情。
厳しい訓練や命がけでの警備は、迫力と臨場感たっぷり。
ＢＬファンならずとも楽しめるストーリー展開になっています。
一方、恋愛面では攻め役の剛志に初めは物足りなさを感じたものの、６巻までの成長ぶりがまた楽しく、ツンデレの美晴攻略までの遠い道のりが、またじれったくもそそられる展開になっています。
スーツ、軍服、命がけの任務。そのストイックさに萌え萌えです。
イチオシ！

ＢＬ本の紹介はとても久しぶりです。
一時期に比べるとＢＬ熱が冷め、読む頻度が減ったというのもありますが、なにより感想をｕｐしにくいので、実は裏で結構読んでます。
今回はお気に入りのシリーズなので、ご紹介。５・６巻を読んだのですが、全体的な感想です。

数多い椹野さんの作品の中で1番好きなのですが、なんと言っても妖魔である主人公が思いっきりかっこいいところに惹かれます。
ルックスから頭の良さから何事も人間離れした出来栄えですし、好みのオレ様キャラも半端じゃありません。
そこはなんと言っても妖魔ですから。
でき過ぎの男は「そんなヤツはおらん」と突っ込みたくなりますが、いっそファンタジーにしてくれれば、夢を見られるわけですね。

平凡な大学生、正路が交通事故で瀕死の状態だったところを、この妖魔に助けられて下僕になるというのがお話のベースにあるのですが、人間界では平凡でも、妖魔から見れば、とっても美味しい人間だったわけで、色々ご主人さまである妖魔の役に立つわけです。
２人で怪現象など解決しながら、いつしか２人の間には恋愛感情のようなものが芽生えますが、妖魔と人間、主人と下僕。
簡単には上手くいかないのですが、萌える設定です。おすすめ。

華の章　緋の章　月の章　翠の章の４冊出版されています。(多分)　

前世で城主とその小姓だった光之助と景矢。二人はかつて来世を誓い合った恋人で、現世で再会するという設定。
なのだけれど、最新刊なんかはまるまる前世のお話。
深いストーリーはないけれど、設定がこれでもか、と萌えです。
絵の線が細くて直線的なのが、とっても好み。ギャグセンスもなかなかです。
天然ボケで美形な城主×つれないクールな小姓
中身はないけれどツボにはまるお気に入りの作品です。

元師匠、河合の知人の女性が死に、天本に調査の依頼が来る。全国で若い女性の突然死が相次ぎ、天本と龍村の目の前でも、妖魔、司野の元でも。天本と助手の敏生、河合、司野と下僕の正路、龍村も加え、一致団結して事件の解決に向かう。

トマスが出てこないと、軽く楽しめる作品となる奇談シリーズ。
そんなに都合よく皆のそばで人が死ぬものかとは思いつつ、それはオカルトミステリーなので目を瞑ります。
司野が相変わらずとてもクールでかっこいいので、作品は楽しくなるものの、天本の影が薄くなってきました。
最近では、敏生にぞっこんな様子がありありと描かれ、そんな結末を望んではいたけれど、マンネリ感は否めません。これ以上バカップルにならないで。

ストーリーはしっかりしていますが、ＢＬ本に分類しました。
ライトノベルばかり読んでるので、カテゴリとして増やすべきかと考え中です。