テローくん、とりあえず分解してみます。
分解の全体画像がありませんが・・・
コッタードのクランクを外しました。
コッターピン、片方は比較的新しいものでした。
で、このBB、ゴリゴリですが・・・
どうやってバラすんでしょう?
どうやらハブの玉押しみたいに薄いスパナで外すようですがこんなサイズの薄スパナは持ってません・・・
よってBBの分解は後日。
特徴あるフロントマッドガードのステイ。
しかし、リアとフロント前側はダルマネジで普通の5mmステーを裏側に固定しています。
しかもダルマネジはやや新しめ。
思うに元はリアもこのオリジナルステーだったものを後年ダルマ止めに交換したのでは・・・?
特徴あるオリジナルカンティ。
残念なことにギロチンボルトがひとつ割れていました。
が、マファックのものが代用できそう。
特にジャッキーのものが長さもぴったりです。
アルミのダイナモ。
「DIALMO」と刻印があります。
カム式Rメカ。
サンプレ リジデックス35らしいです。
ブラケット部分の裏に小さなメモ(?)が貼ってありました。
さてこの自転車レストアの方針(?)を立てねばなりません。
で、考えたのは
・フレームの線引きとオリジナリティを維持したいので全塗装は行わない。
・パーツ類に関しては、この時代のモノがよくわからないこともあり、現在付いているものをできるだけそのまま使う
・パーツはできるだけ再メッキ&バフ掛けでピカピカにする
という感じです。
が、フレーム
かなり傷だらけです。
タッチアップするにしても100箇所ではきかないでしょう。
また、カラーがキャンディレッドでソリッドのラッカーでは再現不可能です。
試しに手持ちのラッカーで調色してみましたがどうにも同じ感じにはなりません。
やはり下地のシルバー+クリアレッドでないとこの深みは出なさそうです。
そこでテストペイントしてみます。
いちばんキズが多いトップチューブにペーパーを掛けて凸凹を均します。
かなり広範囲にわたってペーパー掛けが必要そうです。
当然線引きもなくなってしまいます。
ここにエアブラシでシルバーを吹きます。
かなり大胆に広範囲を銀色にしてしまいました・・・。
ここにクレオス・Mrカラーのクリアレッド、クリアブルー、クリアオレンジで調色したものを吹き付けます。
Mr.カラーはルアー作りでも多用したおなじみの塗料です。
4kg入り缶などに比べると割高ではありますが、少量多品種を安価で買えるのがありがたいです。
なかなかいけそうです。
ブラシ塗装なので元の塗装との境目もキレイにボカせますし薄い塗料を重ね塗りするので回りとの濃度を比較しながら塗っていけます。
また、フレームの部位によって焼け具合が違うので各部分微妙に色が違うのですが、エアブラシだとそれも微調整しながら塗って行けそうです。
線引きはどうする?
これもマスキングしてエアブラシで補修してみます。
テープを貼って・・・
エアブラシで吹いてみるとなかなかいけそうです。
矢印から右が補修した部分です。
今回はクリアレッドが乾く前にマスキングしたので塗装が剥がれてしまいましたがこの方法でフレーム塗装は補修できそうです。
傷だらけなので何十カ所も塗らないといけませんが・・・
まあぼつぼつやります。

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