かつてぼくのメインロードレーサーだったモトベカン。
スズカにも出て早朝ランなんかでも結構乗ってたんですが、
輪友てっちゃんからラファエルジェミニアニを譲ってもらってからはあまり乗らなくなっていました。
理由はフレームが大きいから。
シートC-T 580 トップC-C 560はぼくの身長ではレーサーとしては大きすぎます。
で、ホイールだけはジェミニアニにコンバートしたあとはバラして保管してありました。
このフレーム、BBに難有り(フレンチBBなのですが、右のネジが潰れたらしくイタリアンに切り直してある。右イタリアン、左フレンチ)なのでオークションで売るわけにもいかず放置してたのですがフト思いつきました。
以前から少し乗ってみたかった手元シフトのスポルティーフに改造する。
エンド幅126だし大きすぎるフレームサイズもツーリング車にならいけそう・・・。
とりあえず手持ちパーツ+不足パーツはオークションで入手して組んでみます。
近所を少し走ってみますがなかなかいい感じ。
しっかり手を入れてちゃんと組むことにします。
ノーベアーのロードフレームのままでは味気ないので塗り替え&加工することに。
とりあえず塗装の剥離から。
エンド周りの仕上げや巻ステーの形状はいかにもフランス車。
ぼく好みの仕上がりです。
コレをナニワ銀輪堂に持ち込み、橋口製作所で加工してもらいます。
お願いしたのは
・芯出し、エンド幅を130に
・ブリッジ交換。
・センタープル台座、ワイヤー内蔵、ワイヤーリード直付け
・シートカラー交換
・Fキャリア作製
3週間ほどで仕上がりました。
色はマビックのリムに合わせたガンメタリック。
で、組み上がりました。
ツーリング車としてはまずまずのプロポーションですがやはりトップが少し長くてハンドルがやや遠い感じ。
ガードセッティング、やや失敗。
フロントはもう少し後ろ寄りに、リアはもう少し長くすればよかったです。
リフレクターも上すぎます・・・。
トランスミッション(ドライブトレーン?)はカンパミラージュ&ヴェローチェ。
チェーンホイールはカンパミラージュ。
50年以上前のパーツばっかりいじってきたぼくにすれば最新パーツなんですが9sって20世紀のパーツなんですね・・・。
ユーレーエンドにカンパのディレイラーは普通は付きません。
エンド改造してもらうのも考えましたが、スベルトのカンパエンド用アダプタを改造してカンパのユーレーエンド用アダプタを作製して対応しました。
スプロケットは13-25(?)。9sです。
今や時代は12〜13s・・・。
ハブはカンパヴェローチェ。
ブレーキはレーサー時代からそのまま移行。
直付けにしてもらったこともありよく効きます。
サドルはイデアル88。
ジェミニアニに付いてたものですがここは使ってみたい別のがあります。
お金できたら交換する予定。
ピラーはかつてサンプレの26.6を使ってて、このフレームは26.6だと思ってたんですが今回シートカラーを交換してもらったら26.6ではユルユルで26.8がジャストフィット。
歪んでたのが直ったんですね・・・。
手持ちのサカエのP3に交換。
ハンドル周りは日東。
エアロタイプのステムはあんまり好きではなかったのですが、この自転車ならこれの方が似合うかな、と。
仮組みの時はフィリップステム+プロフェッショナルだったんですがステムを少し長いものにしたかったのでリーチが長いフィリッププロはボツに。
エルゴレバーもかなり以前のタイプ。
キャリヤは6mmで横バーなしで作ってもらいました。
ガードはグランボアのプチジャンタイプ。
前をもう3cm短くセッティングするべきでした・・・。
フロントのハブはカンパアテナです。
このホイールの前オーナーがバレルの太いのを嫌ったのか前後違うものになってます。
マビックリムのシールは傷んでいたので剥がして古い菱形タイプのレプリカを貼りました。
クイックはレコードの曲がりクイック。
チェーンリングは53x39。
ツーリングモデルには大きすぎるんですがカンパではこの組み合わせがデフォルトらしく小さいのがなかなか見当たりません。
よくスポルティーフとランドナーの違いって何?って話がありますがぼくはタイヤ径とかではなく『ドライブトレーンにレーシングパーツを使ったツーリング車』がスポルティーフだと思っています。
ペダルもこの際なのでSPDに。
シマノのA520というモデル。
シート周り。
なかなかええ感じ。
今回フレームはまったくのノーマーク。
『どこのフレーム?』って思われるのが楽しい(?)です。
今後のぼくの主力になるかも・・・です。

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