ダイナスティ・ジャパン(
http://www.dynasty.jp/new/top.html)の店舗に出向き、新しく入荷されたシグネチャー・コンサート・ドラムを試奏してきた。
http://www.dynasty.jp/pdf_folder/catalog/2012/concertperc.pdf
14" x 4"、14" x 5"、14" x 6"という3つの深さ違いのラインナップ。
それぞれメイプル10プライ。
メイプル独特の温かく、それでいてクリアなサウンド。
4"は、ピッコロとしてはかなり高級な音色。ピッコロを探している人には、これをお勧めして問題ないでしょう。
ピッコロとしてだけでなく、主力スネアとしても使えそう。
5"は主力として最も需要がありそう。メインスネアとしての実力充分。
しかし私のお勧めは6"。歯切れの良さと深みを兼ね備えた、力のあるサウンド。ダイナミックレンジの幅広さが要求される吹奏楽やオーケストラでは、このくらいの深さがあると良いように思う。
さて、これらのスネアドラムには、特殊なスナッピーが装着されている。
異なる3種類の細いスナッピーがあり、それぞれをONまたはOFFすることができ、様々な音色を作り出すことができる。
これが利点でもあるが、これらのサウンドでは満足できない場合、従来のスナッピーを装着するのが容易ではないということが難点でもある。
これらの装置付スネアドラムは、ヤマハやパール、ブラックスワンプにもラインナップされています。
はたしてダイナスティのスナッピーが自分の好みにマッチするか、これが問題かもしれません。
しかし、スナッピーOFFのサウンドは、かなり素晴らしい。太鼓の力としては文句ないように思う。
使ってみてこのスナッピーを気に入れば幸い、気に入らなければ、気に入っているスナッピーを付ける努力をすればよいかな、とも思う。
そして色はピアノブラックラッカーとチェリーラッカーの2種類。
ピアノブラックラッカーは、まさにピアノの色に近く、「黒」と一言では片づけられない美しさ。
チェリーラッカーは、木目の美しさが際立つ。ライトの当たり方で茶色からやや赤色まで、見え方が変化しそう。
見た目は大事です!