昨日。休み。甲子園決勝をチラ見していたら大逆転してビックリした。佐賀北は鹿児島代表をコテンパンにした帝京をやっつけたので、まぁ嬉しい。夜。トランプの次にやる曲の音源を受け取りに新宿へ行き、駅前でYっさんと待ち合わせ、とりあえずユニオンへ行く。サントラの階へ初めて行ってみたら、シナトラ初期の出演映画、たぶん1940年代前半のが二枚、しかも半額セールだったので勿論買う。しかし、サントラは聴けどもビデオ化なんてきっとされていないだろうから、観られないのかと思うとせつなくはある。40〜50年代のミュージカル映画は当時本邦未公開が多く、だからといってカルトではないので、DVD化は難しい。せつない。帰りぎわにYっさんにゴディブァのショコリキサをご馳走になる。チョコ基地のK嬢と時々飲む、チョコの魔法のような贅沢なドリンクである。ホットケーキの万惣を教えてくだすったのはYっさんであるが、あのホットケーキと同種の恍惚を得られる。現にまわりは女子だらけのスタンドの前でイイ齢
した男子がふたり、恍惚としたのだから。ごっつぁんでした!Yっさんと別れ、西口周辺を意味無くブラつき、池袋へ移動、K嬢と食事して帰宅。レンタルしていた、ジュディガーランド・ミッキールーニー主演のモノクロ「ストライクアップザバンド」を鑑賞。戦前アメリカのいわゆる若大将シリーズみたいなもの。退屈なブラスバンドに飽き飽きしていたミッキーがダンスバンドを結成、さまざまな困難を乗り越えてコンテストで優勝するというあらすじ。悪者は出てこない、清々しい青春ドラマだが、音楽踊りの勿論の芸達者っぷりに加え、劇中劇のギャグセンスが抜群だったり、非常におもしろかった。この時代のハリウッドは十代のスターの才能もずば抜けていて恐いくらい。ガーランドは少女から女性になりかけであり、しかし芸そのものは完成している。途中、果物がオーケストラバンドになる特撮?に、予想していなかったのでド肝を抜かれた。あまりにかわいいので。ちなみにミッキーはチビで天才のまま大人になり、晩年は怪奇派に転身、90年くらいのバット
マンの映画にも出ている。白木みのるみたいなものか。いやぁ、おもしろかったです。おわり。


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