昨日の休憩で日記を送信した後、MIXIニュースで加藤和彦さんの
訃報を知った。サディスティックミカバンドは大好きである。
日本語のロックを好きになって以降、いつか、あんなバンドやり
たいなぁ、と思っていたし、その思いはいまでも変わらない。
格好良いロックンロールをやっても、軽妙な、洒落た、どこか醒
めたような感じ、日本語であの感じを出せたのは凄い事だ。はっ
ぴぃえんどほど頭でっかちにはならない。遊びというか、洒落者
の感覚。好きだった曲を聴き返すと、ヨナ抜きというか中華音階
が非常に多い。オレがなぜだか中華音階が好きなのはミカバンド
の影響かもしれない。細野ティンパンより先に聴いたはずである。
元気が無い時には、ヘーイごきげんはいかが、という曲をよく
聴いていた。つい最近もipodに入れて持ち歩いていた。「ヘイ!
ごきげんはいかが?」と言った後に、「夢を見ていることだけで
救われるというのかい?」という歌詞が出てくる。どういう事な
んだろう?と、いつも考えた。今回、彼が自ら命を断ったことに
結び付けるのは、安直かもしれないけれど、洒落ていて楽しげな
んだけど、醒めている、というか、突き放すような感じを受ける。
ハイ・ベイビー、という大好きな曲がある。
死ぬほど可愛いらしい曲だ。たまたま持っていた、TVKのスタジオ
ライヴでの演奏を繰り返し観て、レコーディングバージョンも繰り
返し、聴いた。カバーしたいな、と思い、歌詞を聴き取りしてメモ
をした事がある。月一回、ヘンテコな楽しいDJイベントをやってい
た時は、HOTMENU!というLPを毎回持っていった。つい最近も、宅
録雑誌で、ビンテージ器材を使ってアルバムを制作した事を楽しそ
うに語っていた。シングルカットされたフィルスペクターサウンド
の可愛い曲のPVを、昨夜YOUTUBEで観た。
なんだかとっても悲しいなぁ。御冥福をお祈りいたします。

0