昨日。仕事後、K嬢と近所の美味しいラーメン屋で食事して帰宅。タモ倶楽、有名エンジニアと大型ミキサーをいじる、という企画。SSLという、オレが一生お目にかかることの無いようなミキサー。昔、手伝っていた先輩のバンドで、一口坂スタジオでデモを録音する機会があり、そこでお目にかかったのは大型ミキサーであったが、当時は知識がなく、記憶も曖昧の為に、どこのメーカーかわからない。ポニーキャニオンの専用スタジオだったので、いま思えば、おニャン子や斉藤由貴が録音したミキサーだったかもしれず、萌え返す。8トラック程の、自作の曲のバランスもうまくとれないのに、あんなミキサーの前に立たされたら、アワワ、となってしまうだろう。そんな有り得ないことを想像しながら、観た。近田ハルヲとラルクの人が、冗談で滅茶苦茶にやったミックスでさえ、格好よく聴こえたのは、録り音や再生装置が良いからだろう。そこいらのバカや、そうでない人も、みんなヘッドホンで音楽を聴く時代になり、今まで意識されなかった定位という事が、意識
され始めているのではないか、と考えたりする。昔の音楽を聴くと、エンジニアの、ちょっとしたお遊びでやってみた、みたいな定位もあり、面白い。せーの、で一斉に録音して、各楽器の音の混じった音源を分離よく聴かせる為に、物凄いバランスをとっているのも結構ある。ビートルズとか。あれは、ヘッドホンでは聴かないだろう、という考えが前提にあるのだろう。事実、家庭用の簡易なシステムのスピーカーで聴いても、まさかあんな定位になっているとは想像がつかない。とにかく、興味はこんなにあるんだから、もうちょっと頑張れよ、と自分に言いたい今日この頃の、いま休憩。おわり。


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