先週末から今週月曜にかけ、帰省。もうすぐ3つになる甥っ子には、センサー感知で笑い転げる犬のぬいぐるみを土産にした。その馬鹿げたぬいぐるみ、オレが見て楽しいという事は、頭の程度を考えると甥っ子も楽しい筈で、やはり喜んでいた。甥っ子の祖母であるところのオレの母も喜んでいたが…。今回の帰省の目的は、大正生まれ、90を越えて現在は養老院にいる祖母に会う為であった。さすがにその齢ともなると、いろいろな事がわからなくなったり、忘れたりするのだが、たまにしか会わない孫であるオレと会うと、刺激が強いからだろうか、いつもの祖母に戻っている感じであった。思ったより全然元気で、嬉しかった。ところで、実家には猫が3匹いて、そのうちの一匹が難病にかかり、足腰が立たなくなった。検査結果待ちで、結果によっては、対処法があるという。3匹の中でも一番、品のある奴であり、毅然としているので、逆に可哀想である。早く善くなれ、と願うばかりだ。3日のうち2日、亡き父の兄、つまり叔父も交えて楽しく飲んだ。叔父と飲むと、普段はあまり飲まない芋焼酎もすすむから不思議だ。最終日、午前中に福岡から帰省している高校の同級生とお茶をした。九割五分は猥褻な話だったような気がする。3分に一度は「パイオツカイデー」というような言葉を身振りつきで絶叫した。お互いイイ齢であり、なおかつバイアグラ中毒であるから、やむを得ないだろう。嘘。残りは天気の話だった。彼もなんだかんだで元気でやっているようだった。薩摩は3日とも天気が良くて暖かかったし、桜島は煙たなびいていた。
さて、先日は、聖・ばれんたいんでい☆であった。K嬢と某多摩センターにある、自動演奏装置の館へ行ってきた。平日昼間ということもあり、ほぼ貸し切り状態だった。ピアノの自動演奏装置は、当時のピアニストの弾いた記録を再現するのだが、ガーシュインの演奏記録があったので、聴かせてもらった。録音レコードじゃなくて、動きそのものの記録であるから、ガーシュインの幽霊が目の前にいるようなものだと思った。他にも、バイオリンやバンジョーの装置もあったり、曲もフォックストロットだったり、愉快であった。さっきも書いたが、自動演奏装置は、作られた年代、例えば1920年代当時そのままの動きや演奏であり、二次的なレコードとはまた違い、時空の歪みを感じるのである。我々は密かにこの時空の歪みの悦びを識っているのだ。嗚呼。多摩を後にし、池袋に最近できたザッツ・アメリカなステーキハウスにて御馳走になる。玉ねぎを丸ごと揚げて、花の形のようになっているアレを初めて食べたが、美味いな、アレ!もろちん、否、もちろんステーキも美味!K嬢、御馳走様でした!店員のねーちゃん、かわいかったな!ぐへへへ!今年も素敵なバレンタインでした。ファンシーチョコもいただいて。おわり!ぐへへ!


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