昨日、仕事後、帰宅して食事。夜に、イタリアのアルプスで保存の良い状態で見つかった5000年前のおじさん、アイスマンのドキュメントをやっていた。もっと後の時代の別の場所を起源としていた幾つかの事柄が覆された、世紀の発見だったらしい。狩猟民族だから勿論肉を食っていたのだが、ハーブで調理する概念が既にあった事。パンを焼いて食べていた事。腰痛に悩まされ、ツボを刺激する医療法で対処していた事。最低限の生活から一歩進んで、快適な生活を送ろうとしていた跡がうかがえる。そして、遺体の発見状態から推測し、妬みや裏切りにより他殺されたかもしれないあたりも、現代の人間とほとんど変わらない。庶民にどんな余興の楽しみがあったのか、とか、分かったら楽しいなぁ、と思う。歌や演奏もあっただろう。見た目のグロテスクさの割に、夢々しい妄想を掻き立てる素晴らしい番組であった。おわり。


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