日本のお家芸、アマレスがオリンピック競技から外される可能性がある件が連日ニュースを賑わせている。日本からも吉田や馳議員らが最終選考へ出向いているが…レスリング界で最もシンボリックな男、カレリン氏がいないのである。膝の手術か何かで欠席との事である。
カレリン氏は人類がこの世に誕生してから現在までで最強の人間だったのではないか、と云われた程の人だ。レスリングが候補から外れて一番悲しむであろうその彼がなぜこのタイミングで…?と不思議に思う人も多いだろう。
しかし、オレは気付いてしまった。スパークリング・フラッシュ、前田日明の引退マッチの相手を憶えているだろうか。カレリン氏、その人である。そして、リングスをいつかオリンピック競技にしたいという夢をいつも語っていた前田氏。賢明な読者諸君ならもうお気付きだろう。…14年殺しっ!…いつかこうなる事を予見していた前田氏が14年越しに効くローキックをカレリン氏の膝にブチ込んでいたのである!
シンボリックな男を欠いたレスリングは候補から外れ、ダークホースのリングスが選出される。IOC委員長の隣で微笑む、真赤なジャケットに身を包んだ前田氏。頭の上には勝者の証、月桂樹の王冠。
中継先で落胆する浜口親子。彼はジャパンプロレス軍団で若きリーダー長州と全日本を荒らし回った。言うまでもなく、長州は前田の宿敵である。
一発のローキックで格闘技界を震撼させ、夢を叶えた男…前田日明!新日本プロレス営業部長、新間寿がかつて新人の前田氏につけたニックネーム、クラッシャー・アキラは時を越えて現実のものとなった。
…なんていう妄想をしていました。あくまで妄想ですので。もちろん、レスリングを応援しています!がんばれ、NIPPON!あ、カレリンも前田氏も浜さんも長州もネ。なんじゃ、この日記。おわり。


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