おととい。休み。何ヵ月ぶりかで、12時間くらい眠り、夕方前、目覚める。池袋へ出て、少し買い物、妖精ちゃん達と久々にフォカッチャの美味しい店へ。キリンが無いのでハイネケンで乾杯。あぁ、うめぇ、と一息つくや否や、妖精C嬢曰く、「おい、薄汚れたシンデレラよぉ、目ェをつぶっておれ!」「ぁ、はい(蚊の鳴くような声で)」そして「(ああ、最近、調子ブッこいてたから、ついに殺されるのかなぁ、うふ。ヒトは死ぬ前に、走馬燈のようにいろいろ思い出すと言うけど・・・、小3の頃、乞食に追い掛けられたものだなぁ。)」などと考えつつ、目をつぶること1時間半、「あのゥ、そろそろ目を開けても良いで・・・」「MADAじゃっ!」と剣山で手の甲をクラッシュ!「痛っ(まんざらでもない)!」それから12分後、「OPEN YOUR EYES(ロボ声)」の命令に目をそっと開けてみると、何やらファンシーなものが目の前に。「スパンクのおかし屋さん」であった。かわいいクッキー入れ、クッキーをつかむトングはスパンクの手のひら
(肉球含む)を模してあり、クッキーとかおそらくキャンディをすくう用の匙はスパンクとお揃いの蝶ネクタイをしている。お菓子を食べて汚れたお手手を拭く紙ナプキンにはエプロン姿の気取ったスパンクのやや照れた姿が刷ってある。スパンクってだけでもアレなのに、お菓子屋さんとくればもう涙がちょちょ切れる。小さい頃からそうなのだけれど、こうやって誕生日に素敵なものをいただくと、嬉しくてくすぐったいような、もったいないような気がしてシュンとなってしまう。有難う、と言おうと、顔を上げると・・・!?妖精ちゃん二人が文金高島田に蛍光イエローのハイレグちゃん姿に!米米クラブのヒット曲「FUNK・FUJIYAMA」に合わせて、渾身のタップダンス!そのまま楊枝として使えそうな激細ピンヒールの白いエナメルハイヒールでよくもまぁ、あんなに颯爽と踊れるものだ、嗚呼!と驚嘆していると、BGMがオンビートのクロスフェードで聴き馴れたビートと入れ替わる。・・・ビリー・ジーンだ!マイケル追悼も何気なく織り込んでくるとは、なんて小
粋な妖精ちゃん達!おれはやおらテーブルの上にスタンダップ・アンド・ターン、着ていたオーヴァーオールを脱ぎ棄て、赤い革ジャンを羽織る。次はきっとスリラーだよ、うん、えぇい、ままよっ!!・・・気付いたら妖精ちゃん達は元の格好で微笑みかけてくれている。目の前には、スパンクのお菓子屋さん。あまりに嬉しくて、幻覚を見ていたようだ。あぶない、あぶない。それとも起き抜けの身体にハイネケンが浸み過ぎたのかしら?先日の10円ゲーム博やアートを通り越したブリキのラッパやサキソフォンもそうだけど、俺の人生の最終目標が昭和57年の小2や中2である、ということを完全理解してくれている方々に囲まれている、ということに至福を感じるのである。だって俺ってば、どう逆立ちしながら尻を振ってもファンキーには成れずにファンシーだし、キープ・オン・ロックンロールを目指して(なで)肩をいからせてみたところでチープ・オン・ロックンロールなのだから。そしてそれらを苦笑しつつも「ヨシ」と云ってくださる人達がこうして目
の前にいる。一緒に美味い飯とか喰いながら。齢もとってみるもんだ、と思わずにいられない、今日この頃です。美味いものと酒、楽しいお喋りをして、店を後にする。そして、レッツ・カラオケージョン!ものまねショーパブのオーディションの練習も兼ねて。こういう時はいつだって、妖精ちゃん達を淡谷先生だ、って思うことにしてる。針すなお画伯でもいいけど。終電間際まで乱痴気(今回は演歌率、たかし・細川)をして、帰宅。素敵な休日でした。金曜。池袋にて皮膚科を探す。例の、足の小指の件。漫画に出てきそうなカリスマチックなバァちゃん先生のいる、皮膚科。「包帯はとってよろしいゾヨ」と言われる。とりあえず、歩き易くなり、嬉ぴぃ。帰りにK嬢がマヌカンをしている店に寄るが、多忙につき、たまたま居合わせたLちゃんとデパートの屋上で少しダベる。その後、仕事。食事して帰宅。ナイ・スク、タモ・倶楽など楽しく観て、寝る。今日、仕事。この後、ジュクで飲む!おわり。ふぅ。


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