昨日、仕事後、新宿にて練習。さすがにクタクタである。3時間練習後、力を振り絞ってBダッシュで帰宅、あらびき団、間に合う。ビタミンSとキュートンが出たので、急いだ甲斐があった。先日録画しておいた、スポーツドキュメント、元大リーガーの伊良部の回の後編も観た。伊良部との出会いは小学生のとき。地元がロッテ・オリオンズのキャンプ地だったので、時々見に行っていた。場外ブルペンから伊良部が出てきたので、中村少年は目を輝かせて、握手を求めた。伊良部は「いま忙しいからごめんねー」と、通り過ぎていった。中村少年は、チェッ、と思った。だが、物騒な雰囲気の伊良部がどことなく好きだった。昭和の香を残す、希有な存在。遠くにいても、プロ野球選手オーラがムンムン。現在の選手は隣に居ても気付かないような選手ばかりだ。全盛期の江夏や衣笠だったら、隣町にいても気付いただろう。伊良部は全野球人の憧れの地、大リーグ(しかもヤンキースだ)においても、マウンドを降りる際に唾を吐くなどしてオーディエンスにブーイングをい
ただくような、バッド・ガイであった。んで、日本に帰ってきて、阪神で引退。再びアメリカに渡り、うどん屋のビジネスで成功していたみたいなのだが、やっぱり野球がやりたくなり、月給わずか15万、独立リーグに復帰した。目下、メジャーに向かって奮闘している。数年前になんかプライベートで暴力沙汰を起こして「あ、この人、消えたな」と思っていたのだけれど、野球という本性が疼いてきて全盛期のウェイトに戻し、40歳にして、また150キロの速球を投げられるようになった彼を、素直に応援したくなってきた。メジャーは難しくても、日本のプロ野球になら、復帰できるかもしれない。今日。仕事。9連勤。出掛ける前にテレビをつけたら、公営放送にて、歌舞伎の解説番組をやっていた。隈ドリメイクをする模様にグッとくる。歌舞伎の隈ドリメイクは、ギョッとしてワクっとする。日本人のワビサビや清貧を愛する精神の対局に、ああいうビビッドな配色を好む精神がある、というのが、好きである。悪夢のようなルックスで歌い踊る役者を、庶民は
喝采を持って迎えていたのであるから、昔の人々はどうかしている、いい意味で。隈ドリ、やってみたい。いま休憩。おわり。


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