昨日。休み。K嬢と池袋へ出て、オムライスを食べた後、新宿へ移動。紀伊國屋DVD館でガーランド出演「美人劇場(原題・ジーグフェルトガールズ)」を注文してもらおうと思ったら、何とすぐ近くの別館に在庫あり、とのことで、アステア主演の「恋のスイング合戦」と合わせて購入。その後、アザ・ヴ・サボーにて甘味タイム。オレ、あんみつ、K嬢は宇治かき氷。お互いに甘味の神様に感謝しながらいただく。その後渋谷へ移動、K嬢のはたらく店の系列店に寄る。いろんな雑貨や服があり、楽しい。渋谷のツタヤにも寄り、MGM音楽映画の未だ観ぬ強豪はいないか、チェック。ガーランド主演「グッドオールドサマータイム」を発見、しかし貸し出し中。返却日を店員に確認してもらう。池袋デパ地下で晩飯を購入して帰宅。録画した談志の言いたい放題を観たあと、購入した「美人劇場」(1941モノクロ)を観る。二十世紀前半、ニューヨーク中の美女をスカウトしまくり、歌と踊りのレビューに彼女たちをくっつけたショーを考案し、大当たりを出し
まくったジーグフェルト氏という興行の天才が実在したのだが、ジーグフェルトガールズに選ばれた女たちのさまざまな生きざまを描いた作品。薬物中毒の症状が外面に出始める以前の太陽のようなジュディガーランドのパフォーマンスを観ることができる。脚本もすばらしく、泣けて笑える。文句無しです。東京の小さい復刻レーベルからのひっそりとした再発であるが、メジャーで再発しても良いのではないか。しつこく書いているが、あの時代のMGMミュージカル映画はもっと多くの日本人に観られるべきだ。一部のマニア、「舞台の」ミュージカルファン、ゲイのみなさん、だけじゃなくて。金、時間、知恵、才能を結集させ、擬似的であれ極楽を作り上げてのけたアメリカ人達を日本でも知るべきだ、とまで言ったら大袈裟だし余計なお世話かもしれないけど。潜在的に好きな人はいっぱいいるだろうし、価値観を引っ繰り返されるくらいショックを受ける人もいるだろう。少なくともオレはこれほど楽しくて美しいものは観たことない、と、冷静に思っている。おわり。


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