昨日。オーディオマニヤの集う掲示板をチラっと見た。いわゆるピュアオーディオの傍目から見てワケの分からない世界は、近年のネット普及に伴い、一般の人間の知るところとなっている。水晶を置いたら音が良くなった、などの、一歩間違えると霊感商法スレスレに見えるモノもある。オレの知り合いにも、電源ケーブルにウサギの毛皮を巻くと音の澱みが消えた、と言っている人がいて、返事に困った事がある。ハードによって音が変わるのは、当たり前だ。ラインケーブルも、ノイズが乗ったり、すぐ断線するような安物より、丈夫で質の良いモノを使った方が良いのもわかる。しかし、電源ケーブルあたりから、少し疑問が出てくる。録音専門誌を読んでいた関係で、その手の特集は一時期よく見た。試した事が無いけれども、それ以前に人間の耳は気まぐれでいい加減なのも知っているから、個人的に聴き分けは自信が無い。プロのエンジニアは、ある意味、超人みたいな人もいるから、電源ケーブルレベルの聴き分けは、もしかすると、できるのかもしれない。USBやLANなどのデジタル転送系は、さすがに怪しい。安いと転送速度に影響はありそうだが。やはり、物理音響的の最低限の条件は満たした上で、楽しく聴かれれば充分ではないか。つまらん意見であるが。でもやるんだよ精神欠如の向きはあるけれど。でも、ピュアオーディオマニヤウォッチは楽しいので、業界の更なる発展は、願う。おわり。


0