家電製品の寿命は大体10年ぐらいで尽きるように設計されているように思う。使う頻度に関係なく10年前後で一斉に動かなくなる。勿体無いから修理を頼むと殆どの場合部品が無いか、あっても修理費が高く新品に買い換えたほうがいいですよと言われる。
日本製品はモデルチェンジの周期が早すぎて2−3年で旧型になるので部品やサービスが追いつかない。持続可能な循環型社会を希求する時代にこの企業姿勢は良くない。
アラジンのストーブやブラウンのシェーバーは数十年もモデルチェンジをせずに品質を熟成させて売り続けるから部品は常にあるしユーザーは安心して使い続けられる。
私は電気シェーバーより普通のかみそりを使っているが替え刃の装着形式がほんの少しずつ変わるので以前の柄は使えない。毎年のように新しい柄を買わされるのに腹が立つ。
メーカーがわざと設計変更して余分な柄を買わせる魂胆であるのは明白である。
これまた企業姿勢としては最悪だからこんな企業は発展しないと思う。
味の素が売れ行きが伸びないので容器の穴を大きくしたら消費量が伸びたと言う話は
面白いがこれも姑息な手段でどうかと思う。
企業は顧客の満足度を上げる事だけを考えていれば必ず発展するものである。目先の利益より長い目で見た利益を優先させれば見返りが大きい。
人間の部品にも耐用年数があるから歳を取ればあちこち傷んでくるのはあたりまえである。臓器移植は別として人間の部品は簡単に取り替える訳には行かない。寿命が来ればさっさと諦めて来世と言う新しい命と取り替える他に術は無い。

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