昨日福岡国際女子柔道大会のテレビ中継を見た。日本女子選手が全階級を制覇した。こんな快挙は記憶に無い。中には16歳の高校生が初出場で優勝した。まさにやわらちゃんの再来である。それにしても近頃スポーツの世界で日本女性の強さが際立っている。駅伝、マラソン、ゴルフ、フィギュアー、卓球、スピードスケート、ソフトボール、水泳などなど枚挙に暇が無い。それに比べて日本男子は見劣りがする。僅かに体操だけが上回る程度である。やはり現代の男女の物理的力関係を反映しているのかも知れない。
何も女性の体格、体力だけが急に強くなった訳ではないからこれはやはり日本の社会的土壌が女性が活躍できる場に変わったと言う事だろう。いわば日本男子が軟弱になった事の裏返しでもあるから喜ぶべきか悲しむべきか迷うところである。実際今や日本は女権社会に変貌したと思うほど日本の女性は強く逞しくなった。一昔前の日本女性は男に頼りがちで何よりも幸せな結婚に価値を置いた。然し現代は女性の自立心が旺盛になって結婚に必ずしも拘らず自分のやりたい事を追求するようになった。スポーツは実力の世界だからこれほどの実力の差を見せつけられると女性優位にケチをつける気もしない。いずれスポーツ以外でも男社会を脅かす事だろう。つくづく昔に生まれてよかったと思った。

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