今の政治日程の中で私が最も関心のあることが二つある。一つは小泉さんが今年も又靖国参拝をするかどうかであり、二つ目は安部政権の幹事長に誰がなるかである。
名も無く貧しく美しくも無い爺さんには責任も無いから気楽に予想してみたい。
先ず靖国参拝だが私は小泉さんは今年も参るし、それも8月15日に行くと見ている。
彼の信念や行動の美学から判断すると最後までぶれないだろうし、寧ろ最後だからこそ公約の8月15日に拘るはずである。周囲は懸命に引き止めると思うが、引き止めれば止めるほど反発するのが小泉さんの真骨頂である。
もし8月15日に行けば中韓政府は轟々たる非難声明を出すだろうし、大規模な反日デモも起こる恐れはある。然し直ぐに新政権に移行するのだから、反発は短期に終って却って安部政権との間で関係が修復されると言う希望もある。
安部政権誕生はほぼ決まりだと思うが、問題は次期幹事長である。安部さんが森派を離脱するとなると、中川政調会長の横滑りが最有力だと予想している。従来小泉政権を除き総裁と幹事長は同じ派閥からは出さないのが原則だった。小泉さんも派閥を離れたから安部さんを幹事長に登用した。中川さんは根っからの安部支持派だし最近は政策力と行動力で党内で強い指導力を発揮して頭角を現した。
中川さんを本命とすれば対抗は二階経産相だと思う。かって新進党で小澤さんの懐刀として活躍したが、袂をわかって自民党に復帰し、直ぐ重用されているから、相当なやり手である。親中派の代表であるが、最近アジア外交や靖国問題には言及しないよう仲間に指示した。聊か節操が無いが世渡りが上手いと言う事だろう。これは安部政権誕生を見越して、安部さんとの対立を避けてポストを取る作戦らしい。他派閥や公明党にも信頼が厚いから幹事長の資格は十分である。私の希望的観測では有るが穴馬として与謝野大臣の登用も有りうると思う。
安部さんも小泉人事を踏襲して、老、壮、青からバランス良く起用し、民間や女性も活用すると思うから今から楽しみである。

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