尖閣沖の衝突事故ビデオをUチューブに流出させた一色保安官に対して海上保安庁は12ヶ月の停職処分を下した。他にも長官始め23名に減給、戒告、訓告の処分が下された。警視庁も一色保安官を守秘義務違反で東京地検に書類送検した。
一色氏は直ちに辞職したが誰かさんと違って実に潔い。読売の取材に応じて「間違った事をしたつもりは無い。やるべき事をやっただけ」と述べたが当に確信犯である。東京地検が起訴するかどうか微妙であるが、辞職するだけでも十分な贖罪だから出来れば不起訴にしてもらいたい。
43歳の働き盛りで安定した国家公務員の職を辞すのは大変な事である。出来れば民間企業が彼の正義感を買って救いの手を差し伸べて欲しいと思う。
国家機密を暴露するウィキリークスは別としても、内部告発を奨励するような社会が本来望ましい。特に民間企業は得てして利益確保のために正道を歪めて隠蔽し勝ちである。内部の目が光っていれば歯止めがかかる。

3