防衛省は航空自衛隊の次期主力戦闘機にロッキード・マーチンのF35を選定する方針を固めた。来る16日に安全保障会議で正式決定する。FXとは今では外為取引を意味するが昔から次期主力戦闘機の事だった。何の略語か知らないがFIGHTER OF NEXTSTAGEの略かもしれない。
FXの選定は30年ぶりのことであり、候補としてF35の他にボーイング社のFA18と欧州4カ国共同開発のユーロファイターが挙げられていた。F35はレーダーに映りにくいステルス性を備えた第五世代の最新型戦闘機で、米英豪など9カ国の共同開発であるが日本は参加していない。米政府は日本は共同開発国ではないが例外的に機体に関する機密情報を開示すると約束しているので、将来は日本のメーカーも部品製造に参加出来るだろう。
平成12年度予算案に4機分551億円を計上すると言うから1機約140億円もする。将来的には40機の配備を目指すと言う。F4戦闘機の後継機を素人の一川防衛大臣の下で決めることになるとは皮肉である。
F35はステルス性に加えてセンサー能力が高く、地上レーダーやイージス艦などの情報を統合してパイロットに伝えるネットワーク力に優れている。高いだけの事はある。

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