維新の会の橋下氏と石原氏の共同代表は、橋下氏の慰安婦問題での失言を契機にギクシャクしていた。石原氏が都議会選挙の候補者に対して詫びるべきだと注文を付けたところ、橋下氏がメールで詫びて一応関係は修復した。参院選を控えて維新の会が内部抗争をするのは不味いと言う判断だろう。
私は石原氏の橋下批判に違和感を覚えた。石原氏ほど失言のオンパレードをして来た御仁に他人の失言を批判する資格は無い。石原氏は嘗て「生殖能力の無くなった女性ほど存在価値のないものはない」と放言したことがある。慰安婦失言より遥かに女性蔑視の発言である。
私は橋下氏の従軍慰安婦問題についての発言が舌足らずではあったが失言だとは思っていない。
その後の調査でも当時の従軍慰安婦募集の記事が発見された。韓国のポン引きが載せたもので、当時の兵士の給料が月10ウォンだった中で、300ウォンを支払うと宣伝していた。韓国の貧しい田舎の女性が自主的にか或は両親に強制されて慰安婦になったのも頷ける。当時は日本が韓国を併合していたから韓国人と言うより日本人である。
韓国がベトナム戦争に参戦して計30万人の兵士をベトナムに送り込んだとき、ベトナム人の慰安婦の世話になった。多数の韓国人とベトナム人の混血児を残して帰国したので大きな問題となっていた。その数は8000人から30000人とも言われている。日本軍より規模が大きい。要するにお互い様で他人の事を批判できない。

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