中国と韓国の経済団体が相次いで日本を訪れ、日本財界と関係改善に向けて民間外交を展開している。中国と韓国の政府は安倍政府が右傾化しているとして頑なに首脳会談を拒んで来た。両政府の反日的政策は当然民間貿易にも影響してビジネスは落ち込んだままである。
日本から中国への投資が大きく落ち込み、生産拠点をベトナムやミャンマーに移す企業が増えた。韓流ブームで日本人の観光客が激増していた韓国も、韓国嫌いの日本人が増えて観光客は大きく減った。作用反作用の法則だから当たり前である。逆もまた真なりで中国、韓国から日本への観光客も減っている。問題はどちらの損の方が大きいかであるが当然中国、韓国側である。
反日政策や反日感情は天に向かって唾を吐くようなものであり、いずれ自分に降りかかる。経済団体は漸くそこに気が付いて日本側に擦り寄ってきた。私は何れ頭を下げてくると予想したとおりである。
日本は失われた20年で長い経済低迷に苦しんできた。中国と韓国は日本を日没する国だと舐めていた。日本が不振だったのは不当な円高の所為であり、底力は残っていた。アベノミクスで円高を回避した日本の国際競争力は昔の状態に戻りつつある。一方日の出の勢いだった中国の経済は成長率が落ちてきた。シャドウバンキングで膨れ上がったバブルが崩壊する日も近い。韓国も円安の影響でウォン高となって国際競争力は落ちる一方である。サムスンの天下も長くは続かないだろう。現代自動車もハイブリッド技術や燃料電池技術で日本に後れを取っている。日本のメーカーは懲りたから韓国メーカーに対しては安易に技術を供与しない。
寡って日本は「日出ずる国の天子、日没する国の天子に問う、恙なきや?」と中国に書状を送ったが今こそそう言うべきである。
韓国は2020年の五輪開催地が決まる大切な時に、日本の東北6県からの水産物の輸入禁止を発表した。IOC委員が日本の放射能や汚染水に懸念を持っていた矢先にである。韓国人は殆どが東京五輪に反対である。ソウル五輪で発展した韓国にとって、東京五輪で発展する日本を観たくないからである。日本の政治家が次々訪韓して科学的根拠の無い輸入禁止の撤回を求めたが、逆に東北だけでなく全日本の水産物の輸入禁止も検討すると開き直った。上等じゃないか!日本産の海産物の代わりに毒まみれの中国産を食えばよい。

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