世界柔道選手権大会の最終日をテレビで観た。実は昨日の四日目を見逃した。BS富士で午後6時から放映すると思い込んで5時半に犬の散歩に行って帰ってからテレビを付けたら終わっていた。何んと5時から6時までの放映に変わっていた。私に無断で変更するとは怪しからん。
四日目の結果は新聞で読んだが素晴らしいものだった。女子78kg級で梅木が初陣で金だった。阿武が2003年に優勝して以来12年ぶりである。女子70kg級は同じく初陣の新井が三位決定戦に敗れてメダルを逃した。
男子90kg級では混血のベーカーが銅メダルだった。このクラスの銅は立派である。
最終日は男子100kg級で初陣の羽賀が金メダルに輝いた。このクラスは不振で昨年は代表派遣が見送られたほどである。久しぶりに日本柔道の重量級復活である。
羽賀は父親が講道館杯の元王者である。自身も学生時代に講道館杯を連覇した。東海大の出身で鈴木佳二の後輩であるが金メダルも後輩になった。
女子無差別級で田知本が銀メダルだった。二年連続で銅メダルだったが銀に変わった。相手は世界ランク第一位の中国の巨漢だから止むを得ない。相手は奥襟を取るので田知本の顔が柔道着に覆われて目が見えなくなることが再三あった。反則にするべきである。
男子無差別級は6連覇中のフランスのリネールが七戸を破って7連覇を遂げた。リネールは多分無敗のままでまだ10年間は君臨するだろう。怪物である。七戸もベルギー人との混血でイケメンである。体格もリネールに引けを取らない。日本のメダルは金6、銀4、銅5で近来まれな成績だった。
これに比べて世界陸上は散々たるものであった。メダルは50km競歩での谷井の銅一個だけだった。他には女子マラソンで伊藤舞が7位に入賞した。私が初めに期待出来るのはマラソンと競歩だけだと予想したがその通りになった。

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