全国高校野球夏の甲子園は今日決勝戦が行われる。仙台育英高校対東海大相模である。もし仙台育英が勝てば東北勢初となる。東海大相模が勝てば45年ぶりの二度目である。
私は余り高校野球は観ない。観てもダイジェスト版である。ポケーと二時間以上観ていると自分が馬鹿に見えてくる。尤も故郷の高校の場合は別である。今年は智弁和歌山が一回戦で敗退したから興味が半減した。
今年のヒーローは早稲田実業の一年生清宮君だった。確かに怪物である。本塁打二本は寧ろ少なかった。将来は清原以上のホームランバッターになるだろう。関東一校のオコエ選手も注目の的だった。ナイジェリア人の二世であるが攻守走三拍子揃った選手である。
仙台育英の佐藤投手は早稲田実業を完封した。これまで防御率が0・89と抜群である。一方の東海大相模は小笠原、吉田の二枚看板でいつでも交替出来るのが強みである。小笠原は150kmを超す速球を投げる。コントロールが良ければ滅多に打てない投手である。
打線では仙台育英の三番平沢が本塁打3本を打ったが打率が二割を切る。五番の佐々木、六番の紀伊が当たっている。打率4割3分以上は立派である。
東海大相模の三番杉崎の打率は五割以上で、五番の磯綱は六割八分と驚異的である。四番豊田に本塁打が一本出た。
全体として仙台育英が勝っていると思うが、東海大相模には伝統がある。巨人の原監督を生んだ伝統である。もうすぐ始まる。つべこべ言わずに黙ってみればよい。楽しみである。

4