ベルギーの同時テロの自爆犯が特定された。ベルギー人のエルバクラウイ兄弟で空港と地下鉄で自爆した。もう一人逃走中のラーシュラウイ容疑者はパリ同時多発テロの実行犯として指名手配中だった。この男は爆弾製造の専門家なので自爆はしなかった模様である。
監視カメラに映った三人は大きなバッグに爆弾を入れて堂々と空港内をカートで歩いている。一見してイスラム教徒と判る人相である。やはりベルギー警察の警護が甘かったと言わざるを得ない。
イスラム国が犯行声明を出したがこんな調子では今後も次から次へとテロが繰り返されるだろう。根本的な解決はイスラム国を壊滅させる以外にない。そのためには米欧が地上軍の派遣を決意しなければならない。
オバマ政権では地上軍派遣は無理だから次期政権に期待している。クリントン大統領になってもオバマより地上軍派遣に前向きになると思う。トランプ大統領なら強いアメリカを取り戻すと言うのだから地上軍を派遣するだろう。アメリカが動けばEUもNATOも動くだろう。
イスラム国は油田の空爆で資金が枯渇して兵士に報酬が払えなくなり危殆に瀕している。空爆で数万人の兵士が死亡し、支配地域も狭められた。その焦りから欧州での自爆テロに重点を移したのだろう。
わずか3万人の過激派兵士に世界が振り回されるのにはうんざりである。

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