横綱日馬富士が暴力問題の責任を取って今日にも引退する意向である。番付編成会議の前に伊勢ケ浜親方が引退届を出す。
貴乃花親方と貴ノ岩の事情聴取が出来ない中で全容解明が出来ないので相撲協会は処分を保留していた。横綱審議会の態度が厳しく、警察も日馬富士を傷害容疑で起訴する方向だから引退勧告が出るだろう。その前に自主的に引退した方が良い。
鳥取県警の事情聴取は長い。白鵬に8時間、日馬富士に7時間、鶴竜に4時間を要した。この後貴乃花親方と貴ノ岩の事情聴取があるから結論が出るまでまだ時間がかかる。
理事長の八角親方は70人の十両以上の力士を集めて講話した。暴力根絶の一般論に終わった。今後協会内で貴乃花理事に対する批判が強まると思う。
貴乃花親方が愛弟子が暴力を受けたのだから被害届を出すのは理解できる。然し何故先に協会に報告しなかったのかは理解の他である。理事長になって協会の改革に乗り出したい意欲は多とするがやり方に問題がある。
貴乃花と千代の富士は大相撲に最も貢献した理事である。それなりの特別待遇を受けている。然し協会には名だたる先輩が沢山いる。古い体質だから長幼の序が尊重される。貴乃花親方はまだ若過ぎる。時期を待つべきである。

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