中国共産党中央委員会は国家主席と副主席の任期を二期五年としている憲法規定を撤廃する憲法改正案を全人代に提案することを決めた。
全人代は事実上党の指導下にあるので憲法改正案が採択されることは確実である。習近平主席の意向であるのは明らかである。
習主席の任期は2023年で満了するが3選が可能となり長期政権への道が開かれる。習近平は党大会で2035年までに総合的な国力と国際的な影響力で世界トップの国家になる基礎を打ち立てると
言明した。自らを党の核心と位置づけ完全な独裁体制を確立した。
中国は毛沢東首席が死ぬまで最高指導者であった事への反省から二期十年の任期を設けていた。長期独裁が文化大革命の悲劇をもたらしたことへの反省を忘れたのだろうか。約3千万もの人が犠牲になった。
習近平は国民の人気を得る為汚職摘発に熱心であるがその分共産党員から恨まれている。最近は極度に暗殺を恐れているという。

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