トランプ政権は中国商品に対する関税引き上げの第三弾を発令した。第一弾が半導体など340億ドル相当品に25%、第二弾が化学品など160億ドル相当品に25%、第三弾が日用品や家具など2000億ドル相当品に10%の関税である。来年から25%に上げることも公言した。
中国も直ちに報復関税を表明した。米国産大豆や石炭や液化天然ガスなどである。貿易戦争の応酬は止まらない。世界経済に及ぼす影響は不可避である。日本も中国生産から国内生産に回帰する動きが広まっている。
米国人は中国製の安い日用品を愛用している。日本人は品質を重視するから中国製品を敬遠するのと大違いである。25%も関税をかければ大きく値上がりするから庶民は困るだろう。
トランプ氏の人気は低所得の白人に支えられているが庶民を敵に回せば人気も衰えるだろう。中間選挙のためになりふり構わぬ政策を連発しているがいずれ自分に跳ね返るだろう。
政権の中枢を担う大臣がトランプ氏の理解力は小学生並みだと漏らしたが本当である。弾劾しなければ米国は世界から軽蔑されるだろう。

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