福田総裁の下での党四役が決まった。正直予想外だったし私の読みも外れてがっかりした。一番意外だったのは幹事長に伊吹氏が選ばれた事である。伊吹派からは麻生氏支持に回った議員が数名出た模様であり論功行賞とは決して言えない。却ってそれが福田氏の狙いなのかもしれない。新聞情報によると伊吹氏は大蔵官僚時代から福田赳夫元首相の知遇を得ていたと言うしその縁で康夫氏とは昵懇の間柄だったと言う。加えて森元首相にも信頼が厚く安倍政権以来重用されてきたから、その一環の人事かも知れない。
私は麻生氏が再任されるか、さもなくば古賀さんか二階さんだろうと予想した。古賀氏には総務会長のポストを与えられたが、自ら直訴して新四役の選挙対策委員長に替えてもらったと言う。お陰で二階さんの総務会長再任は私の予想が当たった。他にも大島氏の国対委員長再任も当てたし町村官房長官も当てたからそれほどピンボケでもない。政調会長に谷垣氏が選ばれたのも順当な人事である。私は谷垣氏は財務相か経産相になると踏んでいた。党役員か閣内重要ポストの違いだけであり大差ない。
さて福田内閣は今夜発足するが閣僚人事がどうなるか興味深い。先ず麻生氏をどう処遇するのかが問題である。40%の支持を集めた御仁を干すわけにも行かないと思うが、幹事長ポストを外されたから麻生さんは入閣を見送るかも知れない。ポスト福田を睨んで一旦役職を降りて野に下る可能性が高い。ポストを提示するとすれば外相だろう。
麻生さんが降りれば外相に山崎氏を副総理兼外相で起用するかもしれない。
再任は当初の予想のとおり財務、防衛、厚労、総務、農水、経財、国交、公安、災害、少子化で更迭は外務、文科 法務、経産、環境、行革、沖縄だろうと見る。拉致担当大臣を新設するかもしれないがその時は中山女史だろう。外相に山崎氏ではアレルギーも多いから高村氏を起用すれば防衛には防衛オタクの石破さんか山崎氏が回るかもしれない。文科には武部氏や小池、与謝野氏を当てるかもしれない。
鳩山、甘利、渡辺、石原、鴨下が干されれば福田さんは案外好き嫌いが激しくてイエスマンを可愛がるタイプかもしれない。私は渡辺行革相だけは残って欲しいと思う。若し彼を更迭すれば私はアンチ福田に変わるだろう。

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