役者って、すごい職業だね。
尊敬。
仕事中に、ふと、「遺体 〜明日への十日間〜」を思い出す。
ショックなシーンが多く、これが現実にあったと思うと、
東日本大震災の取材で、うつ病やノイローゼになった
ジャーナリストが多かったのも、うなづける。
でも、家族は、泥だらけでビニールシートに包まれた遺体に、
温かく寄り添っている。
声をかけている。
相葉さんの「生きている人と同じように接しなさい」の一言で、
警察官や市役所職員たちの行動が変わっていく。
そこに、人間への愛や、命への尊敬が生まれていく。
計画停電で、真っ暗の中、毛布にくるまって過ごした夜。
スーパーで物を買いあさっていた自分たちは、はっきり言って「外野」でした。
こんなことを知っていたなら、自分には何ができたのだろうかと、
自責の念に駆られる。
・・・どういう思いで、どういう風に、あのシーンを撮っていたのか?
スクリーンに映る役者の姿に、ただただ敬服するばかりです。
http://www.reunion-movie.jp/index.html
