Boys Underachievers???  学校と教育

定期的にコンピューターゲームで遊んでいる子ども:主に男の子、はコンピューターゲームをやらない子どもに比べて成績が悪い…
↓イギリスのbroadsheet、Guardianの記事です。

http://www.guardian.co.uk/gender/story/0,11812,1558479,00.html

最近のGCSE試験(義務教育の最終段階である11学年、つまり16歳で受けるイギリス共通の試験)の結果を見ると、男子生徒は女子生徒に比べ、多くの主要科目で劣っているそうだ。
最近、世界中で"Boys Underachievers"についての研究が進められているが、その研究や議論がメジャーになるかなり前から、日常の生活の中で「なんとなく」感じていたことなので、私にとってはかなり興味津々な領域である。
学校のカリキュラムや試験そのものが男子向けではないのではないか、とか、教師は男の子をうまく教えていないのではないか、などいろいろな意見が出されているが、男の子という領域に限らず、社会的に弱い立場にある人、少数民族等、学習者の特徴にあったカリキュラムや試験、指導方法が求められるのだということをあらためて考えさせられた。
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これからの日本の学校(コメント紹介)  学校と教育

この度は、当blog宛にいただいたコメントを記事として投稿させていただきます。(コメント欄では目立たず、もったいない!)
文科省は、H16年度「地域の皆さんの声に応える新しい学校づくりのために、学校運営協議会(コミュニティ・スクール)、導入の制度を法制化しました。
アメリカ型の所謂組合学校であるチャーター・スクールは、日本の風土と歴史からしても導入が難しく、結局イギリス型のコミュニティ・スクールを取り入れました。
内容は、学校運営協議会(地域・保護者・等から選出)が学校運営のバックアップ機関として機能し、学校運営ガイドラインの承認・人事についての意見具申等、法的な権限が与えられています。(学校評議員とは全く違う)。
また、校長・教員の公募制・コミュニティ・ファンドの取り入れ・校長権限の拡大等…。
地域全体で学校を支え・育てていくという精神に基づいた制度であろうと思いますし、まさに今後の教育改革の支柱であり、これからの新しいタイプの学校運営の在り方であると考えます。
この制度化権限は市町村教育委員会です。
国の緊縮財政の中でも予算が確保されている制度ですので、今後の教育制度や教育論の議論の背骨になると考えます。
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中央審議会の今後提案されることは、「義務教育における全国共通テスト」「教員評価」・「教員免許更新制度」です。
共通試験は英国サッチャー政権時代の教育施策を日本のモデルとしていると認識しておりますが、各学級の支援活動の充実については、先進国の共通の取り組みとしてどうも国策として取り組まれているようですね。
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学校訪問その6  学校と教育

Brixham Community College訪問の続き。校内を見学しているときに、いろいろな生徒を見かけた。先生の部屋をいたずらでノックして逃げてしまう「いけず」な男子生徒や、ヘアスタイルやメイク、制服の着方からして「おませな」女子生徒。思わず日常を思い出してしまった。
案内の女子生徒に、生徒は皆教師に対して敬意を抱いているか尋ねたところ、笑顔でそうだと答えてくれた。
廊下に落ちているお菓子のゴミを見ながら「本当にそう?」と念を押してみたが彼女はうなずいていた。
画像は教室の椅子に書かれた落書き。

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フランス語授業の教室の屋根には、壊れた文具やゴミが見られた。
日本と同じで指導が困難な生徒がいるのだな、と思ったが、処罰が徹底されているので保護者の子どものしつけに対する自覚は日本よりあるのではないかと思った。
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学校訪問その5  学校と教育

7月20日にはエクセターからバスで1時間ほどのBrixhamにあるBrixham Community Collegeを訪問した。
ここは11歳から18歳までの生徒が通う公立学校である。
この学校の特徴は、名前の通り地域に開かれた学校を目指し、生徒だけでなく一般の人が学ぶことのできる様々な講座が設けられている。
この日はまず8人の生徒ガイドが分かれて学校内を案内してくれた。
コミュニティカレッジだけあって、Learning Support Centerなどいろいろな施設が充実していた。

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コミュニティカレッジの理念や海外の学校との交流について担当の職員から説明を受けた後、給食を食べ、午後はスペイン語とフランス語の授業参観、校長先生との質疑応答を行った。
校長先生とのお話の中で印象的だったのは、生徒指導に関する話題だった。
生活・学習態度の芳しくない生徒は学校からexcludeされ、別の機関でケアされる。短期間の場合とそうでない場合とあるそうだ。
日本でもexcludeされた生徒をケアする機関を充実させるとともに、生徒が学校で問題を起こしたり他人に迷惑をかけた場合、ことの大小に関わらずきちんと処分されるという制度が確立されるべきだと感じた。
また日本と違い校長の権限がとても大きいこと、学校評議会が機能し多くの重要な問題が話し合われていることなどにも驚いた。
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学校訪問その4  学校と教育

CWCSに訪問した際、私たちは子どもたちに日本の伝統的な遊びについて紹介した。
「じゃんけん」は皆知っていた。イギリスでもするらしい。
人気が高かったのは折り紙。男の子は飛行機を作ってほしいと我々に頼んできた。女の子は鶴。目の前で折り、渡すと、子どもたちは体の部分をふくらませ、羽を動かしてうれしそうにしていた。
その他けん玉、だるま落とし、駒、竹とんぼを紹介した。
書道を紹介した仲間は、子どもたちに自分の名前をカタカナで書いて欲しいと頼まれていた。
子どもたちは大変積極的で、日本の文化などについてたくさんのことを質問してくれた。
イギリスの小学生に人気のある日本のものは、ピカチュー、ハローキティ、PSPであった。ROBOやAIBOについて質問してきた子もいた。
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学校訪問その3  学校と教育

「学校訪問その1」で少しふれた授業のすすめ方についてであるが、教師はひとりひとりの子どもをよく見ながら授業をすすめている。
子どもと対話しながら授業をすすめ、子どもたちも常に自分の意見をもちながら授業に参加し、教師が質問すると画像のように人差し指を立てて挙手をする。
たとえ子どもの発言が的を射ていなくとも、教師は子どもの発言をよく聴き、認め、ほめる。
これに対し日本の教育はどうだろうか。
親は子どもの考えに耳を傾けたり子どもに考えさせたりしているだろうか。
教師は講義形式の授業が多く、子どもたちを受け身にしてしまってはいないだろうか。
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ちなみに読み聞かせを行っている教師の横にいるのはLearning Support Assistantと呼ばれる特別支援を行う教師である。向かい側にいるStudent with listening disabilitiyに対して手話をして理解を助けている。
このCWCSには、そうしたStudents with special educational needsが多く在籍し、周りの子どもたちのサポート体制も定着している。
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学校訪問その2  学校と教育

CWCSに訪問した際、Smart Notebook & Boardは、100ます計算の授業と、制度が変わり新年度(2005年9月)からスタートする新しい学校の校章づくりの授業に使われていた。
画像は校章デザインに向けてのブレーンストーミングの様子。生徒ひとりひとりが自分のデザインを描く前に、新しい学校に対する考えをシェアしながら、各自のイメージをふくらませていく。
このソフトは後に訪問したBrixhamの学校ではスペイン語やフランス語の授業でも用いられていたが、生徒が授業に集中しやすく、多様な活動が展開でき、ボードに書かれた内容がすぐに記録できるなど便利な点がたくさんある。高額だが、どの学校にも配置されると大変便利であると思う。詳細は日本スマートテクノロジーズ株式会社のHPへ。
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学校訪問その1  学校と教育

7月19日(火)には、エクセター市内のCountess Weir Combined Schoolを訪問した。
この学校は5歳から12歳までの子どもが通う公立小学校である。私はここで大きな刺激を受けた。一言で言うと子どもたちがいきいきとしている。日本の教育が取り入れるべき取り組みもたくさんある。
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こちらは「ゴールデンルール」。学校生活上みんなが守るべきルールがわかりやすく掲示されている。また、教員の心構えや注意点も教室前に掲示してある。保護者に対しては情報コーナーが設置されていて、最近の学習内容や掲示物が紹介されている。保護者は気軽に授業を参観できる。
授業は子どもたちが決して受け身にならぬよう展開されている。year1,2の読み聞かせの授業では、話の途中で展開を予想させたりして子どもひとりひとりに話をpersonalizeしていた。話が終わると感想を尋ね、子どもたちに伸び伸びと自分の言葉で表現させていた。また、Smart NotebookというソフトウエアとSmart Boadを使って、学習活動を充実させていた。これについては次回。
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