この前、靴の量販店に行った。
「二足目半額サービス」
女性用のブーツが¥700で売ってた。
更に店の奥に進み、男性用のブーツコーナーを見てみると、高くても¥10000位だった。
どれも、結構格好良い。
私が初めてブーツを買ったのは、かれこれ十〇年前、先輩がウエスタンブーツを履いてるのが格好良くて、アメ横までブラりとお出かけ。当時は大体が¥30000以上、少し気が効いた物になると¥50000位したな。
で、その時に持っていた小遣いじゃ、とても買えなくて、バイト代を一生懸命ため込んで、再びアメ横へ・・・。
最近まで履いてたよ。
タバコを吸い初めた頃(年齢は公開できませんが)も先輩が「ジュポッ!」ってZipoで火を点けてたのに憧れて、当時〇学生だった私にしては大枚をはたいてZipoライターを買った。
なんか、それだけで自分が大人になったような気分になった。
「パチンッ」と指を鳴らしながら火をつけたり、いろいろな点け方をして楽しんだ。
これも再生不能に壊れるまで長く使った。
他に「Livi's」のGパンやら、ブライアン・アダムスのLPやら、随分と時間が経った今でも思い出せる位、愛着と思い入れが詰まったモノがあった気がする。
手に入れるのに苦労するから、その物の可能性を引き出す知恵が働くのか・・・??
ここ数年、そこそこの物がかなり安価で買えるようになった。
それはそれで便利だと思う。
私の愛器、Gibson、Jー45こそ特別な愛着があるが、身に付けている物や小物などで、愛情を注いでいる物が極端に少なくなって来ている気がする。
「時代」
と言ってしまえば、それまでだが、少し寂しいような気もする。

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