本日も、世間への勝手な怒り、文句、苦情、言いがかり、難癖、つまり私憤です。
■またまたTSUTAYAだ!
同じことを「たくらだ堂〜182〜WHYNOTA」に書いたが、更にダメの上塗りが見つかったので書く。
僕はDVDをパッケージごとレンタルする。殆どの人は、パッケージからDVDの入った半透明なケースを抜き出して借りるようだ。
パッケージにはその映画の情報が乗っている。
タイトル、監督、主演、助演、製作、時間、見どころ、ストーリー。映画を見る前、或いは見ながら、僕はその情報が欲しいのだ。
僕が借りる作品は、既に予告を見ていて見ようと思ったり、或いは、監督や出演俳優で見ることを決めたりしたものが多い。
だが、時にはその場で「ストーリー」を読んで、借りることにするものもある。その「ストーリー」はパッケージに書いてある。
ところが、その「ストーリー」の上に、「新作」だの、「7泊8日」だの、「当店推薦」だのという小さなシールが貼ってあることがある!
店は、TSUTAYAは客のニーズを判っているのか!考えて商売しているのか!いや、考えてなければダメだろう!
TSUTAYAは映画好きな人間がTSUTAYAに何を求めてやって来ているのか知っているのか!それこそが客のニーズなのだが、TSUTAYAは残念だが、判っていないようだ!
我々は、客は、予告や、友達から聞かされて、既に知っている作品だけを借りるのではない!全く知らないけど、ひょっとして面白いものがあるのではないか!そんな作品に出くわすのではないか、と、それは殆どの場合、成就させられないが、懲りずに、飽きずに、「サスペンス」の棚を、「黒沢明」の棚を、「ヨーロッパ映画」の棚を、「ケビン・スぺーシー」の棚を探すのである。
その時の頼りは、唯一と言ってよいほど「ストーリー」である。それがそのシールで読めない!TSUTAYAは映画を判っていない!
と、ここまでは前回と同じだ。ところが、話は、いや、僕の怒りはこれで終わらなかった。
そのシールだが、中には、ストーリーだけに限らず、客にとって必要な情報の書いてあるところを避けて貼ってあるのもあるのだ。そこだ!つまり、そのシールは意識的に無難な場所に貼ってあるのだ。場所を選んで貼ってあるのだ。TSUTAYAはそうしている。と言うことは!TSUTAYAが、その上で、ストーリーの上に貼っているモノもあるということは!そうなのだ、最早、態とだ!そうだと判って貼っている!そこに貼ると、ストーリーが判らなくなることを承知で貼っているのだ!考えられへん!
TSUTAYAはアホだ!もしくは、商売不熱心だ。もしくは客は字が読めないと思っている!考えられへん!
■力量!
「検視」というシステムがある。
遺体を見て、事件性があるかどうかを判断する。これは遺体を外から見るだけだ。遺体の表面を観察して死因や事件性の有無を判断するのだ。経験と知識と勘がモノを言う。勿論、現場の状況や、被害者の動向なども勘案される。これには検視官という専門職が各警察署にある。
「検視」される遺体は、刑事法規上の以下の全てを含むものである。
●変死の疑いのある死
(自然死か不自然死か不明のもの)」
●変死
(不自然死だが犯罪性は不明のもの)
●犯罪死
(殺人や過失致死といった犯罪性のあるもの)
●非犯罪死
(災害死や自殺といった犯罪性のないもの)
※「自然死」とは病気や外傷に依らない老衰による死。
しかし、これを経て「事件性がない」と判断されると、それ以上死因究明は行われない。つまり犯罪は無かったとされて終わる。
一方、「検視」で事件性の疑いが出て来ると遺体は「司法解剖」される。解剖の結果は鑑定書にまとめられ、その後の捜査や裁判の重要な要素となる。
日本では去年、明らかな原因による病死以外の異状死と呼ばれる遺体の数は17万1025体。その内、解剖されたのは約1万9000対。解剖率僅かに11%。残りの遺体の中には死因が判らないものあるという。
つまり、何で死んだか判らない死体を「検視」した結果、11%しか解剖の必要が認められていないのである。少なくない?
これを世界で見てみると、
□スゥエ―デン 89.1%
□フィンランド 78.2%
□オーストラリア 53.5%
□イギリス 45.8%
日本はあまりにも低い!
しかも、解剖率が高いという事は、犯罪を究明しようという態度の表れでもある。つまり、我が国の司法には犯罪を憎む気持ちと態度が欠けているということであり、下手をすれば、日本は諸外国に比べ犯罪を見逃している率が高いという事でもある。結局、下手をしているのである。
実は、警察庁は1998年から、(2010年まで?で)43件の明らかな事件の見逃しがあったと発表している。そこで当局は漸く、ここ5年以内にこれを20%まで持って行こうとはしている。
と、ここまでは、先日見た『NNNドキュメント 死者の声を聞け!何故息子は死んだのか・・・』で知ったことである。
これをもう少し追及すると、
日本が解剖率が低いと言うけれど、それを決めているのは検視官の「検視」な訳だから、他の国がそういうシステムを採用していなくて、不審な遺体は全部解剖に回しているとしても、日本の11%は低過ぎる。つまり、「検視」はどこまで正しく行われているかが疑問に思えて来る。元々異状死なのだ、その11%しか犯罪性が無いという判断そのものが怪しいのでは。
しかし、勿論、諸外国にも日本の「検視」のようなシステムはある。アメリカなどは、(検視〜解剖)までを「検死」としている。
つまり、僕が心配なのは、「検視」による事件性、犯罪性の特定=看破が日本は大丈夫かということである。
解剖率が低いのには二つの原因があろう。一つは、「検視官」に犯罪であることを見破る力が無い場合。
もう一つは、「検視官」が態と事件性が無いと判断する場合。その理由はいくつか考えられる。まず、日本では現実に医者の数が少ないこと。スゥエーデンのように、そんなに89%も次から次と解剖に回されても実際には対処できない現実があるため、少々の疑いでは司法解剖に回さない。勿論、ダメである。また、事件性有りとして解剖に回そうとするが、警察官の数が足りないなど、捜査体制から犯罪を解決できない見込みが高く、結局は検挙率を下げる事になるのを恐れて事件性有りとしない。
ところが、僕の心配は的中!犯罪だったのに見逃したという例はいっぱいなのだ!
▼オウム事件で殺害された坂本堤弁護士は明らかに「頭蓋低粉砕骨折」だったにもかかわらず、解剖されていなかった!
▼1997年7月に起こった保土ヶ谷事件。交通事故で車内で倒れていた運転者を神奈川県警がレッカー移動だけして、そのまま放置。10時間後に死体で見つかったが、 その死因を事故死ではなく心筋梗塞として処理した。
▼1998年の須坂で起こった毒ウーロン茶事件。長野県警は急性心臓死として火葬。しかし男性が買った同じスーパーで青酸カリ入りのウーロン茶が見つかり、犯罪が発覚。
▼1999年長崎で起こった連続保険金詐欺事件。海に転落した男性を事故死と判定。しかしその7年後、息子も同じ手口で殺害した佐賀県の女が睡眠薬を飲ませて水死させたとして逮捕された。
▼2000年、埼玉県で起こった保険金詐欺事件。警察は風邪薬を大量に飲ませ殺害したものを病死。トリカブトを飲ませて殺害したのを自殺としていた。 2人を保険金目当てで殺害した金融業者が逮捕され自白して発覚。
▼2002年福岡県久留米市の連続保険金殺人事件。看護婦ら 4人が仲間の夫を次々に静脈注射で殺害していたが、福岡県警は病死としていた。
▼2004年、埼玉県川越の父親殺害事件。警察は病死と判定していたが、父親を絞殺した息子が自首して殺人が判明。
▼2004年、福岡市の殺人事件。中洲のバーのママが元の夫を刺殺したが県警は自殺とし、また前の夫を水死させたが警察は事故死として処理。恐喝容疑で逮捕されたママが殺人を自白して発覚。
▼2005年、宮崎県。転落事故としていた男性の元の妻が保険金目当てで水死させた事が発覚。
いやはや!
さて、これらの事件が「検視官」に力が無かったから見落とされたのか、「検視官」による何らかの気遣いによって事件性なしとされたのか、どちらもあって欲しくないが、話にならないのは、力の無い「検視官」による見落としだ。そんなバカな話はないのである。しかも、その「検視官」がその事に全く自覚が無かったとしたら。「私は検視が出来ている」と思っていたとしたら、被害者は二重の不運に襲われた事になる。いや、不運で済む問題ではない。
しかし、我々は、警官にしても、刑事にしても、その他、鑑識、検事、判事、弁護士と犯罪、或いは司法に関わる人々をそれなりの力量があるものとして既に認めているところがあるが、その根拠は実はない。無論、彼らはその為のある種の試験を通りぬけて来ているのではあるが、必ずしもその職種がその人に適合しているかどうかは判らない。結局、力の無い刑事、鑑識、弁護士が存在することになる。
見逃す鑑識、目の付けどころを間違えてばかりの刑事、立件できない検事、差し戻しばかりされる判事、殆ど有罪にされる弁護士。面白い。コントの登場人物としては有効だけど、そんな人に当たった日にゃあ、たまったものじゃあない!
これは何も司法に限ったことではない。医療や災害救助など、特に人命を扱う現場での力量の無い人間の頭の悪い判断は直接に人の生き死にに繋がる。恐い話だ。直接に人命でなくても、頭の悪い判断は被害しかもたらさない。是非、避けたいものだ。
無論、僕の力量に問題無しと言う訳ではない。
■言い訳ジャパン!
それはNHKの番組だった。多分、「世界にGO」だと思う。7、8人がVTRを見ながら、日本のあれこれについてトークをする。その時は知っている人としてはタレントの青木さやか、加藤晴彦らがいた。
その中で、ある外国人(大学教授♂)が日本の街を歩き、「日本は要らぬ看板、立て札、貼り紙が多い」というレポートをし、トークが始まった。
色んな意見が出された。そしてきっと誰かが言うだろうと思っていたのに出なかった意見があった。
それは、「エクスキューズだ」という意見だ。看板や貼り紙、それらは弁解、言い訳、事前警告であるという事だ。
要するに、何か起きた時に、「ほらここに書いてるでしょ」という訳だ。それを立てたり、貼りだしたりするのは、県や市といった公的機関に限らない、個人の会社や、隣のおばさんもそうする。何かが起きた時というのは、誰かが事故にあったり、災難に巻き込まれた時のことだ。その時の責任回避の為の予防策なのだ。
「ここに入らないでください!」
「触らないでください!」
「危険物を持ち込まないでください!」
「ここでキャッチボールをしないでください!」
「ここで走ると罰せられます!」
その意図は、「前以て注意をしておきます。それで当方の責任は果たしています。その上であなた方が事故やトラブルを起こしても、それはあなた方の責任です」という訳だ。
だから、言わずもがなの看板や貼り紙が多いのだ。決して、通行人や使用者のことを思ってではない。
今や、日本人は自らが加害者にならないようにと疑心暗鬼だ!
その事は、CMにも見られる。
CM中、画面の隅に一瞬現れる細かい文字。これも「エクスキューズ」だ。その文字数が多い!あれを読める奴がいるのか!読ます気があるのか!
例えばだ、
「お酒は何よりも適量です。飲酒運転・未成年飲酒は法律で禁止されています。妊娠中や授乳期の飲酒はやめましょう」〜サントリー角
――これはこのCMに限らない、アルコール飲料のCMには漏れなく入っている。これも何かあった時の安全装置だ。だが今更常識だろう。しかも缶や瓶にも書いてあるし。
「『3日後』とは必要書類が当社に揃ってから給付金等の支払日までの営業日数です。全ての支払いが『3日後』に行われるわけではありません」〜Aflacがん保険
――これはちょっと酷い。嵐の櫻井君がアヒルの横で読むのだ。「私の前向きな気持ちにスイッチが入ったのは、がん保険が3日後に降りた時でした・・・」。そう言った舌の根も乾かないうちに、画面の下にこの言い訳である。香具師さんでもそんな阿漕な事はしない。ま、保険屋だからな・・・
「※タイプシンプルバリュー(無料通話分無し)、ファミ割MAX50、バケ・ホーダイシンプルなどの加入が必要※契約期間2年単位の自動更新。更新後を含む途中解約金9、975円※申込対象者:3〜12歳(FOMA新規契約時のみ名義は親権者)」〜DOCOMOキッズケイタイ
――わが社の製品を買うならこの事は了解して来て下さい。と言うのか?僕はこれを読んでも何のことか良く判らないし、勿論、時間内に読めない。購入時にこの説明はしないつもりなのか???
「ご返済方法:毎月元金定額返済○ご返済期間及び返済回数:最長8年5カ月・101回(ご利用枠500万円。実質年率4.5%、毎月ご返済額5万円、500万円をご利用の場合)ただし、ご返済期間・回数はご利用内容によって異なります。○担保・保証人:不要○要審査○社名:三井住友カード株式会社(近畿財務局長(10)第00209号◎日本貸金業協会会員第001377号)○日金協考査承認番号002866」〜三井住友カード
――笑ってしまう!本気でこれを読む人がいると思っているのか?しかも、じっくりこれを読んでも、実際どうお金が借りられて、どう返済しなくてはいけないのか判らない。でも、それが金融屋か。
だが、今や番組の「録画」は当たり前だ。今回これを書くに当たって、僕も録画したものを停止して書き起こした。だからと言って、これらの断り書きは視聴者が録画したうえで読んでくれることが前提で、だからオンエア時には読んで貰えるとも、また読めるものとも思っていないという事かしらん?だから、僕のこんな意見は見当違いだとでも・・・・まさか!
一方、短いが「要るか?」というのもある。
「これはイメージです」
「CM上の演出です」
「使用者個人の感想です」
「特別に許可を得て撮影しています」
まさに「それ要る?」である。そんなこと視聴者判ってるよ、と言いたいのだが、恐らくそれでもクレームが来るのだろうか。如何にも、視聴者もしくは購入者からのクレームを予測した、或いはクレームが来ないようにするための安全装置であることだ。
小癪な、笑止な、不埒な、あくどい行い、商いである。
結局、企業は消費者を、市民を、視聴者を、国民を、「神様です」と言っておきながら信用していないのだろう。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
そして、そして、最後は今日もこれ!
かわら長介プロデュース 第4回『コント衛門』流星公演であります!
2011年11月18日 (金曜日)
18時半 開場 19時 開演
前売り2000円 当日2300円
梅田amHALL (大阪市北区曽根崎2−14−17)
※全席自由
※旧梅田花月からお初天神へ歩いて1分、パチンコ店3階
≪出演者≫
帽子屋・お松(吉本・京橋花月劇団PLAYERS)
松本時代(吉本)
山元康輔(吉本・元ガスマスクガール)
金子カツノリ(吉本)
戸来大ち( 〃 )
清友学(吉本・ライフバーナー)
くすみバーナー( 〃 )
大北えつ(ライターズカンパニー)
岡崎絵里子(イズム)
原井亮宣(WHYNOT)
かわら長介( 〃 )
と、過去最高の11人!
そして、作家陣も増量して、僕の他に5人!
田中亮治、上野大輔、武村圭佑、高山拓志、下田真輔
全員、塾生であります。
而して、現在出来上がったコントが!
■容疑者の多い事件
その容疑者数ざっと50人!果たして犯人の体は!しかしその事件にはもう一つ別の顔があった!
■ルシンダラワカ
「ルシンダラワカ」とは!その全能、その宗教、その希望を巡るある問題家族、根堀さん一家の物語!
■最期の望み
その死刑囚の最期の望みは何か!そしてそれは聞きいれられるのか!
■狂い倶楽部
狂いたい人々が集っている。狂うための方法は判っている。後は技術の向上だ!
■本島
本島に対するのは離島?小島?海の孤島?そこに棲む親子の愛情とは!
■運と実力
それは運なのか、実力なのか!その男のその正しい選択は運に因るのか、それとも実力なのか!実は誰にも判らない!
■分身の術
忍法分身の術!その必殺必中の技には更に驚くべき秘中秘があった!敵の虚だけでなく、盲点を衝くその秘密とは!
■十一人の落ちゆく者たち
その小型旅客機に墜落の危機!乗り合わせた十人の客とひとりのキャビンアテンダントの運命は如何!
さて如何か。この玉石混淆、砂鉄混在のコント群。必ずやお気に入りの1本や2本が!いや、3本、4本、5本、6本が!
是非のおいでを!

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