既に、2012年は過ぎ去った。
彼の年は・・・・・
1月早々、逃亡していたオウム信者のひとり平田信が捕まり、
2月、光市母子殺害事件で被告の死刑が確定し、
3月、自殺者が14年連続で3万人を超え、死刑が1年8ヶ月ぶりに復活、それも一挙に3人が執行され、
4月、サンフランシスコ講和条約が発効60年を迎え、
5月、日本の全原発50基が停止し、沖縄が本土復帰40年を迎え、東京スカイツリーが完成し、
7月、牛の生レバ刺しが禁止になり、大飯原発が再稼働し、ロンドンオリンピックが開かれ、
9月、65歳以上が3000万人を突破し、日馬富士が横綱になり、
10月、オスプレイが沖縄に配備され、京大山中教授がノーベル医学生理学賞を受賞し、石原慎太郎が都知事を途中放棄し、吉田沙保里選手に国民栄誉賞が贈られ、
11月、ジャイアンツが日本一になり、東電OL殺害事件のゴミンダ被告が無罪になり、オバマ大統領が再選され、
12月、中央道笹子トンネルで事故があり、尼崎事件の角田美知代が自殺して、事件は闇冥に沈み、総選挙が行われ、民主党大惨敗!自民党瞬く間の復活!
1年を通じて 政権党の民主党は、世間をも僕をも裏切り続け、最後にはそのしっぺ返しを食らい過ぎるほど食らった。
また、竹島、尖閣は燻り続け、
北朝鮮は年末ギリギリまで無思慮であり続けた。
そんな2012年は‘金’の一文字で片づけられたが、太平楽な話だと思うしかない。
明けて2013年。僕の不安は少なくない。
■●・・・その最大は、自民党復活! プラス石原老暴走! プラス橋下号傲慢!による「憲法改編」だ!
なかんずく「九条」!!!!!!!!!!
人類の知恵とまで言われた‘戦争放棄’。それを世界に始めて謳った日本国憲法第九条!
あれだけの戦禍と犠牲を経てようやく辿り着いたものを、今、変えなければならない事情や事実は無いはずだ!
誰の思惑なのか? 何のための意図なのか? 何の得があるのか? 誰か得するのか? 得をするのは誰?
その攻撃はどのあたりから来るのか・・・・・教科書、靖国参拝、沖縄基地問題、防衛省予算、国家斉唱、叙勲、皇室報道、報道番組、お笑い番組・・・何処で僕は動くのか!
■●・・・同じ端緒からの・・・・原発復活!
原発復古の大号令が出されるのでは!
廃原発! 脱原発! 卒原発!
何だか弱腰になってきてないか!
ススメ原発になって来ていないか!
あの選挙の結果、やっぱり国民は原発を欲してるんだ・・・・と、曲学阿世の輩が声を上げ始めるのでは!
実際、あの未曾有の原発大災害があったというのに、電力会社はその野望を捨て去っていない。
先ず大飯原発。去年11月、「活断層」なのか「地滑り」なのか。原子力規制委員会の専門家調査団の会合で、活断層の危険性を主張し続けてきたのが渡辺満久東洋大学教授。「(活断層では)ないことを理屈付ける調査は不要。原発をすぐに停止すべきだ」と。これに対し、日本活断層学会元会長で立命館大学の岡田篤正教授は、「先走って結論づけるのは危険だ」と訴えた。
だが、渡辺教授は原発停止を主張しているのだ。例え先走っていたとしても危険は間違いなく回避できる。無論、岡田教授のいう‘危険’は原発の危険そのものを言っている訳ではないだろうが、そうだとしても‘危険’なのは岡田教授だと言える。
大飯原発ではこうした意見対立に鑑み12月に追加調査がなされたが、関電は、岡田教授を頼みの綱に「活断層ではない」と主張した。他のメンバーは「関電の説明では納得がいかない」と述べ、地滑り説に否定的な見解を示している。
因みに、国は活断層の上に原発の施設を設置することを禁じており、活断層と判断されれば、原発の運転停止を迫られる可能性がある。
明けて13年1月、敦賀原発(2号機)も同様の事態だ。原子力規制委員会は「活断層の可能性がある」「いつ動いてもおかしくない」と言うのだが、日本原子力発電(日本原電)は「専門家グループは活断層であるという可能性を示したに過ぎず。科学的根拠は無い」と反発する。それに対し名古屋大学鈴木康弘教授は「活断層だと100%言えなくても、その可能性が否定できないのなら、(危険を)考慮するのが大前提」だと言う。
同じだ。
この悪あがき!しかもその先にあるのはあの福島第一原発の惨禍だというのに!
だがこれは電力会社の野望と言って良いだろうか?
野望はもう少し周りを納得させる何か、魅了する何かがある。
今、彼らにあるのは意地と自棄糞だ!
金に走る者の暗愚と危険を証明する出来事だ!
■●・・・沖縄!
米兵の暴走は年末来数度に及んでいる!止まない!
その横でオスプレイ配備!あれだけの反対があったにもかかわらず年明け、破廉恥にも今度は空軍がオスプレイ配備を強請してきた!
日本はアメリカの植民地状態だ!
・・・安保が強大になり、日本国憲法の力が削減されていく。
そしてそれを望む輩がいる!
その時、自由は!
表現の自由、言論の自由、思想の自由、信条の、出版の、集会の、移転の、転居、信教、報道、撮影、歌唱、発起、開発、恋愛、嫉妬、束縛、変態、怨嗟、怒髪、勃起、集合、剽窃、標榜、徘徊、訪問、反省、妄想、羨望、失望、絶望、執念、怨念、葛藤、苦悩、煩悶、反転、自責、消滅、自殺、犯罪、謀殺、暗殺、狂気、錯乱、勃発、自爆、卑下、消滅、昇天、昇華、入寂、闇冥、地獄、終焉、空虚、枯渇、無念、無味、阿保・・・・・全ての自由は!
●■・・・以前から、それはあの3・11から1年ほどしたころから気になっていたことがある。
あの日以来、故郷を追われ、或いは離れ、避難している人々は未だに16万人もいるという。
国の保護、助成はどこまで現実に即した十分なものになっているのだろうか?東電はその人たちにどれほどの支援、護助をしているのであろうか?
そんな中、農業であれ、個人経営の商売であれ、会社員であれ今まで長年その職業に親しみ、培ってきたものもあるのに、その仕事を再開できずにいる人たちは少なくない。また借金して事業を拡大した矢先に災害に見舞われたという人たちもいる。多くの人たちが思いもかけず人生設計を破壊され、或いは狂わされて無念の憤懣を抱きながら今と闘っている現実がある。
そんな不運だけでは済まされない失望の人生の中で、経済的に立ち行かなくなる人は確実にいる。そして僕は心配する!その時犯罪に走る人がいるのではないかと!
万引きかもしれない。強盗かもしれない。詐欺かもしれない。その時、誤って人を殺してしまう場合もあるのでは!と・・・・
そんな不幸はたまったものではない!そんな招かれない不運はあったものではない!
だが、幸いというべきか、今のところ僕にはそんなニュースは届いていない。
しかし!もう既に起きているのかもしれない。だが、どこかで同情や憐情が働いて、幸いにも(?それは誰にとっての幸いか)ここまではニュースや記事になっていないだけなのかもしれない。
もし、起きていたとして、起きたとして、その責任は、その本人だけが責められるのだろうか!
情状酌量はよりなされるのだろうか?
ただきっと、国や東電はお咎めも無く、証人席に呼ばれもしないのだろう。
こんな喜劇はあったものではない!
~
●■・・・昨年12月2日に起きた笹子トンネル天井崩落事故。死者9人、重軽症者2人。その被害者の数であの日本坂トンネル事故を上回った高速道路内の事故としては最悪のそれであった。
だが、あのニュースを見たら誰でも思ったのではないか、「そら落ちるわ」と。1.2トンもあるあのコンクリート製天井を吊っているあの構造。しかも、笹子トンネルの開通は昭和50年(1975年)、40年も経っているのだから。「そら落ちる」。
その原因は、一部には東日本大震災も考えられるとする者もいるが、おおむね老朽化だと報告されている。
ということは笹子トンネルに限らず日本の高速道路は危ない!
何故か。大雑把だがその歴史を見てみると、
•1962年 - 首都高速道路(東京・京橋 - 芝浦)開通。※以後、毎年開通が続く。
•1962年 - 銚子大橋開通。
•1963年3月 –岐阜金華山ドライブウェイ開通。
•1964年4月 - 名神高速(栗東IC〜関ヶ原IC)開通。
•1964年6月 - 阪神高速道路(土佐堀〜湊町)開通。※大阪初の都市高速道路。
•1964年9月 - 名神高速(関ヶ原IC〜一宮IC)開通。尼崎IC〜西宮ICが開通。
•1964年10月 - 東京オリンピック
•同10月1日−東海道新幹線開業。
•1965年 - 名神高速道路全線開通。
•1966年 - 名阪国道が開通。
•1969年5月 - 東名高速道路道路全線開通。 ※名神高速道路と合わせて東京から大阪まで高速道路で結ばれた。
•1970年 - 交通事故による年間死亡者数がピークに。16,765人。※参考1990年の年間死亡者数は11,227人、2003年は7,700人。
•1971年 - 北海道に初の高速道路。
•1972年 - 田中角栄、日本列島改造論。
•1972年 - 名四国道全線開通。
•1973年 - 関門橋が開通。 ※1958年の関門国道トンネルに続いて、本州と九州が高速道路橋でも結ばれた。
•1973年 - 乗鞍スカイラインが開通。日本一高い所を走る道路となった。
•1975年 - 東北自動車道で埼玉県から仙台市までが結ばれた。
日本の高速道路の半分は40年、50年を超えているのだ。それはコンクリートの平均耐用年数を超えている。
車を走らせていると「落石注意」という標識を見る事がある。それどころではない、日本の高速道路は「落盤注意」「落壁注意」!いや、足元が崩れ落ちることだって有りうる!
笹子トンネルは正月明けの検査で実に1600カ所の不具合が見つかったと言う。
民営化はされたが、天下りと談合と収賄の暗黒集団、日本道路公団は有効な手を打ってくれるのだろうか!
●■・・・新政府、そして谷垣禎一(たにがきさだかず)法務大臣。僕の関心事は死刑である!
氏はこれまで特に死刑(執行)に積極的な発言をして来たわけではなかった。しかし、死刑執行の最後のゴーサインを出すのは法務大臣である。しかも日本では就任中、死刑執行許可の印鑑を押さない法務大臣が、職務を全うしていいないとして槍玉に挙げられた大臣が何人もいるという有様だ。
では谷垣大臣はどうか?死刑に積極的なのか、慎重なのか?
一応、昨年12月27日、首相官邸での就任会見で、「国民感情や被害者感情からみて死刑制度を設けていることは根拠がある。その法の下で執務をしていきたい」と述べている。
死刑を認め、忠実に職務を行うと言っている。拒否はしていない。ゴーサインは出すということだ。
ところで、2013年1月現在、わが国に確定死刑囚は133名いる。その中には、
※西暦は死刑が確定した年
◆奥西勝(名張毒ぶどう酒事件)1972
◆大濱松三(ピアノ騒音殺人事件)1977
◆袴田巌(袴田事件)1980
◆大道寺将司(連続企業爆破事件)1987
◆坂口弘(連合赤軍事件)1993
◆神宮(広田)正晴(広域重要115号)1997
◆宮崎知子(富山長野2女性誘拐殺人事件)1998
◆関光彦(市川一家4人殺害事件)2001
◆松本智津夫(オウム関連)2006
◆高橋和利(鶴見事件)2006
◆小林薫(奈良市女児誘拐殺人事件)2006
◆林真須美(和歌山毒物カレー事件)2009
◆小林竜司(東大阪大生リンチ殺人事件)2011
◆大月(福田)孝行(光市母子殺害事件)2012
といった人々もいる。
これらの人々の中には誰でも知っている事件の人物や、冤罪の可能性のある人物、再審請求中の人物、或いは事件当時19歳だった人物など、世間の耳目を集め、且つ僕が注意を払っている人たちが含まれている。
実は死刑の執行は死刑確定後6カ月以内に行わなければならないが、中には獄中50年を超える人もいる。その理由を法務省は明らかにしないまま、死刑は明日の朝かもしれないという正に煉獄の日々を日本政府は無為無法に彼らに課し、それを我々は手をこまねいて見ている現状である。
そして現在133人の死刑を待つ人々。
谷垣禎一法務大臣は東大法学部卒で、嘗ては弁護士だった人物である。果たして何処から手を付けて行くのだろうか!
だが、僕の不安をよそに2013年は明けた!
最早、命惜しさに、せめてその命を他人に殲滅されないように、最少でいいから抵抗するしかない!
だがその時、命はあるかだ・・・・

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