今年も大月隠がやってきましたね。
さて、今年最後の記事はシタデルファインキャストについて。
シタデルミニチュアの素材がメタルからレジンに順次切り替わっていくという、
後年「ファインキャスト元年」とも呼ばれるやもしれぬ年でありました。
発売当初は成型不良も多く、その行く末が心配されましたが、
現在では明らかに不良品、というモデルも非常に少なくなりました。
で、実際の所、何で成型不良は減ってるの?という問いについて、
答えの一つがウチにある「インクィジター カラマーゾフ」にあらわされて
いると思うのです。
2011年8月に発売され、1stロットを購入したカラマーゾフ。
勿論未組み立てのままそのまま置いておき…
2箱目を11月末に入手し、中身を見比べて驚きました。
スプルー上のパーツ配置が異なり、どうやら生産時に問題が確認されると
型を起こし直して再生産をかけている模様です。
今後、一層の品質向上を期待できると思いますし、洗浄不要のレジンの魅力は
大きいとも思うんですよね。本当に細かいパーツは破損し易いのが
泣き所なんですが…
ともあれ今まで以上の造型品質がリリースされるのは楽しみであることに
他ならない訳で、ファインキャスト前提の原型、金型というものが
技術的に確立するのが待ちきれませんね。
歓喜天の城はシタデル・ファインキャストを応援しています。

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