本日の更新にて、鉄道ペーパークラフトに広電の750型のペーパークラフトを掲載しました。前回の京都市電1900型に続く、中古電車第二弾となりますね。今回も、ブログのほうでは実際に作成したペーパークラフトを掲載したいと思います。
実車の750型は元大阪市電で、6両が広電に在籍しています。この750型は車両番号が飛んでいて、けっこうややこしかったりします(笑
と言っても、車両ごとの差異は少なく、屋根上機器の形状にほんの少し違いがあるのみとなっています。以前の1900型は違いが多く、けっこう苦労しましたが・・。

▲こちらが実際に完成したペーパークラフト。ホームページに掲載する直前に印刷・組立しています。自分で言うのもなんですが、図面の精度が高く、実際の組み立て後にペーパークラフト図面を修正することなく掲載に至りました。

▲こちらは前頭部。旧型車はヘッドライトが独立している車両が多く図面を作成するのに苦労しますが、今回は小さい部品を二つに折って差し込むだけで再現できるような構造にしました。それでかつ、実車の設置方法にも似せる事ができたので、満足しています。小さなペーパークラフトという性質上、小さい部品は構造にこだわると、かえって組み立てが難しくなりますからね。

▲側面から。

▲台車付近。750型は台車周りの切り欠きが非常に大きく、実車でも裏側がよく見えます。このイメージがあったためにクラフトでも初めての採用となる、台車周辺のシースルー化(一部)を実施しました。実際に組み立てても、質感たっぷりです。
そして、今回は広電電車のペーパークラフトの作成時、僕が参考する資料についても少し紹介したいと思います。

▲こちらがその資料(書籍)。広島電鉄株式会社発行「ひろしまの路面電車」という非売品の書籍で、昭和62年11月に電車開業の75周年を記念して発刊されたようです。
・・この非売品の書籍を何故入手できたかということですが、これは僕が小学生の頃、僕の趣味に深い理解をしていただいた担任の先生が、学校で廃棄する予定だったこの本を譲ってくれたため入手できたという経緯があります。路面電車の歩み、車両と鉄道設備に関する紹介、電車の運転士が生まれるまで、カープと広電・・など、さまざまな面から広電を知ることが出来る書籍です。写真も豊富に掲載されており、流し読みする程度でもなかなか面白いです。もちろん、発行が昭和62年なので、この書籍で最新型車両として紹介されているのは3800型と800型です。

▲実際にペーパークラフト作成で参考にするのはこの部分。イベント用の貨車50型から3800型までの現役車両の図面が載っています。実際に作成するときは、○○型に比べて全長が長いor短い・・などということを考慮する程度ですが。
次回作成する形式はまだ未定なのですが、今回の750型の部品の一部が流用できる900型か、まだ公開に至っていない3連接車両・・などのイメージは浮かんでいます。実は、初めて作成に踏み切った広電のペーパークラフトは3700型だったのですが、3連接ということで資料収集や作成に時間がかかると判断し、顔回りがほぼ共通でスムーズに作成できそうな800型を最初に完成させています(笑