
免許を取得しもう少しで二年。今更ながらも酷道走破に挑戦してきました。
さて、酷道走破ということで今回挑んだのは、島根県益田市と広島県廿日市市を結ぶ国道488号線。その筋の愛好家からは「中国地方一番の酷道」として知られているとか。
ということでその様子を一部紹介したいと思います。

▲通るからにはぜひとも走破したいところ。末端部の廿日市市・上平良交差点(2号バイパス)から488号線へ進入します。

▲2号線からも標識は出ているのですが、しばらくは三次方面へ繋がる国道433号線との重複区間が続きます。重複区間の標識は433号線表記。

▲先程までの片側二車線の区間はすぐに終わり、比較的狭い道路へと変貌します。後の酷道区間を思えば何て事の無いゆったりとした道路です。

▲七曲峠を越える途中に一枚。個人的に好きな撮影・休憩ポイントです。

▲その七曲峠を抜けると、最初の酷道ポイントが登場します。通行不能看板がワクワクさせてくれます。画像にも写っているように、ここから一度広島市内(旧佐伯郡湯来町ですね)を通行します。

▲道幅は広いのですが、木が立ち並んでおり薄暗くなっています。

▲しかし湯来町内の酷道区間はごく一部のみで、1キロほどの狭隘区間を抜けると湯来温泉の辺り(433号線と488号線の分離地点)まで整備された片側一車線の道が続きます。画像はその分離地点となる、湯来出張所前交差点。

▲交差点を曲がるといよいよ488号線の単独区間。快走路ですが道路脇に落ちた枯葉が交通量の少なさを物語ります。ぼちぼち怪しい雰囲気を感じられるようになり、間もなく一番初めに掲載した画像のような酷道区間へ突入します。

▲途中、津田方面へ向かう県道263号線との交差点にて撮影。右へ行けば酷道、左へ行けば険道。
ここでいよいよ道路状況の案内板が登場します。

▲奥へ進むとお待ちかね、本格的な酷道区間が始まりました。看板も規制予告表示から規制開始の表示へと変わっています。

▲おおー、これはすごい。期待以上の酷道っぷりです。深夜に通ってみたいような通りたくないような・・

▲さすがにこの辺りは市内より気温が低いのか、紅葉を少し過ぎているような状況でした。ずっとこのような風景が続くので、美しい風景を楽しみながらドライブできます。

▲しかし、一方ではこんな現実(?)も。周囲は住宅が無いので、ドコモの電話ですら圏外表示が続きます。この辺で故障したら怖いですね。

▲景色が開けてきた、と思うと・・

▲最初の酷道区間を走破しました。どこからかライトをつけたままでした(汗
この辺りからはもみの木森林公園へ続くこともあってか、再び片側一車線の道路が続きます。

▲何気なく撮った一枚。後ろは中国道の高架橋です。
中国道の高架橋をくぐると間もなく国道186号線との重複区間に入ります。この辺りでちょうどよくドライブインがあったので暫しの休憩を取りました。

▲さすがに足回りがよく汚れます。来週はまた洗車です。
休憩を取ってからは186号線を西へ走り、途中の交差点で再び488号線単独区間へ入りました。ここからは県境を超えて終点の益田市まで単独区間が続きます。

▲途中、川べりへ降りられる道があったので寄り道。白い車だと存在感が・・(汗
しかし、順調に登り切って島根県を目前にした場所で状況が一変します。

▲えっ・・?
立派な県境の標識と「通行止め」の柵。なんと落石があったそうで島根県側の区間で通行止めが実施されていました。やむを得ないとは言え、せっかくここまで来たのに・・残念な思いをしました(−−;
ちなみに柵の向こう側は徒歩で少し足を踏み入れたのですが、県境を超えてすぐの区間では落石が無かったので、もうすこし奥で落石があったものと推測されます。しかしどの程度の落石なのか・・気になります。
そしてよく見ると看板があり、そこには「落石の為通行止め」「開通日は未定」等の文字。これはいつ再訪すべきか・・。
※12月6日追記 島根県ホームページによると、どうやら今年の4月28日よりずっと通行止めが続いているそうです。冬季規制期間を控えていることもあり、この様子だとほぼ一年間もの通行止めも確実に?もっとも、こんな道を通るのは物好きだけでしょうが。。

▲ふと後ろを見ると、中国山地の山々が広がっていました。何でもこの県境地点は、中国地方の国道で最も標高が高いそうです。

▲戻るときにおにぎりと顔を一緒に撮影。

▲おとなしく再度186号線との交差点まで戻りました。よく見れば電光掲示板に色々表示されていました(汗
ところでこの区間、「積雪時通行不能」という事は冬季でも雪が降らなければ通行できる・・という解釈で良いのでしょうか。ネット上では冬季通行止め(12月15日〜3月15日)という情報もあったり。
元々は488号線を走破して一旦益田まで出ようなんて考えていたのですが、この状況だったので諦めて別方向へ車を走らせました。
この時の居場所は廿日市市の吉和。広島市内に戻る方向を除けば、どう進んでも県外に出ることになります。そこで地図を広げてドライブコースを探そうかと思ったのですが、車内にあるのは県内地図のみ。
ならばコンビニあたりで中国地方の地図を買おうと思い、車を走らせていると・・

▲いつの間にか山口県へ入っていました。ここはどこだ、などと思ううちにコンビニの事は頭から飛んでました。
携帯電話には利便性の高い地図アプリも入っていますが、あえて頼らずに進むのも面白いだろうと考え、ここからは行き当たりばったりで進むことにしました。

▲気が付けば島根県へ入っていました。ワゴンRでは初めての訪問。
確かこの画像は島根県道16号あたりで撮影したものです。
途中、道の駅に寄り道しつつ情報収集し・・

▲結局津和野まで行きました。日曜日ということで団体観光客が多かったです。

▲津和野駅の隣にある駐車場に停めたのですが、D51形機関車が展示されていました。最後は山口線で活躍していた車両だそうです。
ドライブ続きでさすがに疲れも感じ、せっかくの観光地でもあるのでここでは徒歩で散策しました。

▲駅から少し離れたところに防長交通の車庫がありました。世代違いのレインボー並びですが、年式に反し左側のレインボーの方がよくくたびれています。

▲こちらは国道9号線から津和野市街地へ抜ける道で撮影したもの。巨大な鳥居を潜り抜けました。
歩き回るうちに16時を過ぎたので、今回はここで帰宅の途につきました。

▲国道9号線にて。快走路と広がる田畑・・眠くなりそうです(汗

▲9号線から315号線へ抜け、鹿野インターから中国道へ。
315号線もそうですが、高速に入ってもやはり快走路。鹿野インターから次の朝倉パーキングエリアまで走る間、他に見かけたのは私の車を追い越して行ったワゴン車1台のみでした。対向車ですら10台見かけたかどうか・・。

▲最後は朝倉パーキングエリアで撮った画像で締めたいと思います。初めの488号線ですら轍はありましたが、ここはどの部分を見ても車の通った跡が分かりません。