山口線で週末や繁忙期に運行されている「SLやまぐち」号。
以前からプレス発表されていた新型客車こと「35系」が、この度甲種輸送で山口入りしたようで、様子を眺めてきました。

▲今回は新幹線で新山口駅へ。引退が迫りつつある700系のお世話になりました。乗車したのは東海のC44編成。

▲平日日中の下り「のぞみ」、座席数の多さと「みずほ・さくら」人気のためかガラガラなのです。
新幹線と言う事で、あっという間に新山口に到着。

▲広島支社管内でも山口エリア、それも小野田線や一部の本線、宇部線でしか見られない123系。まだ一度も乗ったことがありません・・。
宇部線と本線のホームに35系目当てと思われる人が居たので、宇部線ホームで輸送列車の到着を待っていると・・

▲EF66 33に引っ張られ、35系客車が姿を現しました。

▲新型客車35系では、やまぐち号初というグリーン車が設定されます。こちらがその専用車両オロテ35 4001。

▲反対側の展望車、スハテ35 4001。

▲到着後、機関車だけ切り離されて駅構内でしばらく留置されました。
どうやら新山口では長い事停まりそうだ、ということで反対側からも眺めてみました。

▲この日は平日でしたが、けっこう多くのギャラリーが居ました。どこかで公表していたのでしょうか?

▲「スハテ35」の展望スペース。輸送時はビニールで保護されていました。レトロ調の車体と今風な足回りの対比が面白いです。
ホームで一時間ほど眺めているうちに、何やら違う機関車がやってきました。

▲岩国方から入線してきたDE10。

▲やまぐち号客車と連結し、車庫へ引き上げて行きました。
プレス発表によると、現在使用されている12系客車は、8月の運転が最後になり、9月以降はこちらの新型客車が運行を始めるそうです。
イベント列車とは言え、今時珍しい新製された客車列車。早いうちに乗ってみたいものです。

▲やまぐち号の留置中、新山口駅にキヤ143が入線してきました。実は初めて見る車両。事業用とは言え、こちらもれっきとした広島支社の新型車両です(笑

▲やまぐち号の発着地で、山口県の交通拠点でもある新山口駅。
現在、駅前の改良工事が行われており、来春にはロータリーが完成するそうです。山口県内では岩国駅や徳山駅でも改良工事が行われており、引き続き広島支社管内では「駅」の動きからも目が離せません。
その後は防府経由で広島へ帰ることに。

▲山口地区での限定運用になったN編成こと115系3000番台。久しぶりの乗車機会でした。

▲駅前に出てみると、防長交通に導入された新型レインボー(山口200か10-84)を発見。前面幕横のベビーカーマークが黒地になっています。

▲続いて、1台だけの存在?のエアロエース(山口200か10-39)。広島〜湯田温泉の路線で運用されていました。ちょうど広島行きのバスと被る時間帯で、この車に乗れるかも?と期待しました(笑

▲結局、広島まで帰るのにお世話になったのがこちらのエアロバス(山口200か・477)。ハイデッカー、T字窓、窓フイルムと、ごくごく標準的な高速バス仕様の車両です。
この車はかつて期間限定で運行され、私も乗車してブログ記事にした
宇部新川〜東京間の高速路線での使用実績がある車両だそうです。

▲車内もこのように、補助席付き11列配置の標準的なシート。荷物棚の形状や1列配置の蛍光灯に加え、運転席周りに見られる電子サスの切り替えスイッチが無い辺り、意外とシンプルな装備です。でも、前面のカーテンに夜行仕様にした形跡が見られますね。