20日から22日に掛けて、旅行で栃木へ行ってきました。今回訪れたのは日光と鬼怒川温泉の辺り。あちこち旅行してきた私ではありますが、実は初めて訪れる地域でした。

出発日の20日は仕事終わりということで、夕方に出発。まずは小倉駅へ移動します。

▲小倉駅で晩飯を済ませてからは、
二度目で約四か月ぶりの乗車となる「はかた号」に乗り込み、東京の新宿まで移動。

お世話になったのは西日本鉄道0002号車(福岡200か30-36)。前回と同じ車ですが、お値段重視で一般的な3列シートを利用しました。早割利用でなんと8,500円。

乗車すること約14時間、バスタ新宿に到着。小倉から乗ってきたはかた号を見送り、引き続き栃木を目指します。
中央総武線で浅草橋、そこから都営地下鉄で浅草駅に移動。

▲浅草からは東武線のお世話になって日光を目指します。今回訪ねる日光・鬼怒川エリアは東武鉄道が観光客輸送に気合いを入れているようで、フリーきっぷがとても充実しているのです。

ということで、今回は「まるごと日光東武フリーパス」なる商品(と特急券)を購入。東武の特急「きぬ116号」に乗り込みました。

▲お世話になったのは500系(507F編成?)なる、去年の春にデビューした新しい車両でした。

有料特急ということで、車内はリクライニングシート装備。ちょっと和風な模様のシートモケットです。車端部の上側にある案内表示も、今流行り?のフルカラーLEDでおしゃれかつ見やすいデザインです。

浅草を出てすぐ、スカイツリーが見えてきました。
乗車する事約二時間で東武日光駅に到着。すぐにバスに乗り換え、日光東照宮へ向かいました。

▲日光入りしてからの移動手段もやはり東武系。東武バス日光の5017号車(宇都宮200か11-80)に乗車しました。石畳で静かな雰囲気。

▲最初の目的地、日光東照宮に到着。徳川家康を祀る神社で、正式名称は「東照宮」だそうです。広島でも馴染みある名称ですが、全国に存在する東照宮の総本社だとか。

本殿の手前にある「唐門」と呼ばれる門。

建築物には美しい彫刻があちこちに施されており、その多くに動物の姿が。平和の象徴や神社の教えを示したものらしいです。
続いては車窓からのいろは坂と華厳の滝を見物。

▲やはりフリーパス利用対象の東武バス日光のお世話になり、今回の楽しみの一つであったいろは坂を体験します。お世話になるのは2905号車(宇都宮200か13-44)。長尺、ハイバックシート装備でありながらワンステでバリアフリー対応のエルガでした。やっぱりこの手の車両、興味をそそられます。

お楽しみのいろは坂(国道120号)区間。
第二いろは坂(上り)と第一いろは坂(下り)の一方通行で行き来できるようになっており、一般的な観光ルートであれば戻りに通行する第一いろは坂が、特に勾配やカーブの激しい区間になっています。

高低差が440mあるそうで、走破する頃にはこんな霧深い世界になっています。
中禅寺温泉のバス停で降りて、歩く事約10分。華厳の滝に着いてみると・・・

▲霧で一面が真っ白!華厳の滝周辺を散策している時だけちょっと雨降りになり、お目当ての滝がよく見えず(汗

展望台はけっこう低い所に設けられているようで、ふと上を見上げるとこんな光景。見下ろすよりも足がすくみます(^^;

霧深い時の訪問でしたが、それでも周りを眺めているうちに霧が晴れ、少しだけ華厳の滝を目に出来ました。滝はもちろん、そこからの流れも迫力があります。

▲中禅寺湖を眺めて一息。山奥で視界いっぱいに広がる水面、自然が造る地形ってすごいなーと思うひと時でした。
そろそろ夕方、鬼怒川温泉の宿へ移動します。

▲帰りのお世話になったのは2597号車(宇都宮200か11-78)のガーラ。かつては東京都内と福島県を結ぶ高速路線で活躍していた車だそうです。リクライニング機能が外されていたものの高速車ならではの乗り心地で、ちょっと乗り得な車両でした。

一番のお楽しみ、第一いろは坂に突入。

「第一」の方が歴史が古く、けっこう強烈な坂道を楽しめます。写真で見るより広いなーという印象ですが、観光客の増加で拡幅工事が施されたとか。それでも12mの大型バスに乗っているとけっこうな迫力で楽しかったです!

バスだと床下を擦るんじゃないかと心配になるような高低差。我が愛車、VR-4でこの「第一」を攻めたらさぞかし楽しいだろうなー。ダメなのは分かっていますが、この道を登ったら特に走り応えがありそう。

東武日光から鬼怒川温泉までは普通列車で移動。途中の下今市で乗り換えなのですが、両区間でこの6050系なる車両に乗車しました。2ドアのボックスシート仕様ということで、東武線でも埼玉県内や栃木県内で完結する運用でのみ活躍しているそうです。

車内の様子。大きな一枚窓や照明カバーなど、ちょっと良い車両感が漂っています。連結面には何故か車内用としか思えない方向幕も。

▲下今市駅には綺麗な14系客車の姿が!14系座席車と言えばかつてのムーンライト系で見たのが最後な私、いやはや懐かしい。「SL大樹」用の車両でしょうか?客車目当てで乗ってみたい・・(^^;
無事に鬼怒川温泉駅に到着。

▲この日の宿は「ホテルニューおおるり」。部屋から鬼怒川の渓谷を眺められて、かつお手頃料金で一泊二食付きということで選んだ宿です。

部屋はこんな感じ。柱が特徴的ですが、最上階の一番端っこ、一つ上の画像で言う所の一番右上の部屋でした。

周りの景色。2枚目は非常階段からの景色ですが、観光ガイドでよく目にする景色が目の前に広がっていました。まあ、自室から渓谷が見える!とはしゃいだ割には、温泉に浸かってゴロゴロして過ごすだけに(汗

客室もですが、共用部分もちょっぴり時代を感じる作り。いかにもな温泉旅館という雰囲気がたまりません!