先週の水曜日の夜遅くのことだ。風呂上がりにビールでも飲むかと呑気に構えているところに携帯電話が鳴った。
『大至急電話が欲しいと電話がありました。』と職場から。
電話の主の携帯にかけるも話し中。なんとなく嫌な胸騒ぎがした。
ようやく繋がった電話。
『きんちゃん、気をしっかり持って聞いてや!あいつが死んだ!』
『えっ、嘘やろ?俺、3月に結婚式に出たばかりやで!』
3月に結婚したばかりの福井の友人の信じられない訃報。
横断歩道を渡っていて、車にはねられたらしい。
『嘘やろ?嘘や言ってくれや!』
電話を持ったまま、泣き崩れてしまった。
その夜は朝近くまで、寝られなかった。焼酎をロックで何杯あおっても、酔えなかった。
翌朝、いろんな連中に訃報を伝える。
涙とため息しか出てこなかった。
金曜の午後から、仲間と一緒に『あいつ』の眠るまちに向かった。
こんなことでまた、福井に行くなんて、悔しい!
通夜の行われた会場には、結婚式の写真が大きく掲げられていた。
涙が止まらなくなった。
気丈に振る舞う、奥さん、ご両親の姿が痛々しかった。
棺の中で、3月末に出席した結婚式で見たスーツ姿で眠る『あいつ』。
会場には同じく、結婚式で流れていたBGM。
堪らんかった。。。
『いつまで寝てるねん!起きろや!みんな待ってるやろ!』と『あいつ』に声をかけた。
この夜、心底、神も仏もあるもんか!と思った。
途絶えることのない焼香の列。
この日、北は北海道、南は沖縄まで約1000人の弔問があったとあとから聞いた。
みんなが泣いていた。
当たり前だ!つい、昨日まで元気だった『あいつ』が亡くなるなんて。。。
通夜が終り、ホテルの近くの居酒屋で全国各地から集まった仲間と一緒に弔いの杯を重ねた。
飲んでは語り、涙して。
そして土曜日の葬儀。
福井は涙雨が降った。
まだ、夢を見てるんじゃないかと、何度も思ったが、出棺前に棺に花を入れ、最後のお別れをするとき、辛い現実に泣くしかできなかった。
帰りの電車でも涙が自然と溢れてきた。
名古屋に着き、通夜、葬儀に来れなかった仲間とまた、弔い酒を重ね、涙した。
人はいつか亡くなる。
あたり前のことだけど、今回のことはあまりにも突然、何で?という出来事だったので、みんな一様に動揺していると思います。俺もその一人です。
明日のことは誰にもわかりません。
だから、今日を大切に家族、愛する人、仲間を大切に毎日を過ごさなければならないのかもしれませんね!
なんて、きれいごとを並べてもなんか虚しい。。。
どうしてこんなに悲しいんだろう。
しばらくは、思い出しては泣きそうです。
こんなこと、ブログに書くつもりはなかったのに、書いてしまいました!
ごめんなさい!

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