8月19日(金)
今年は早めにチケットをとって、いろんなスケジュールを調整して体調も万全。
マイ軽自動車でさっそうと出掛けたのだった!
小1時間ほど行列の中。いよいよ開場。
今年も会場内のテントサイトは手に入れられず、遠いFORESTテントサイトへ。
キャンピング・グッズ積んだカートをカラカラいわせながら・・・。
テントを建て終わって、やっとたどり着いた!としみじみ。
本当にながーい道のりw
さあ、行くぜ!
※■はフルで観たアクト、□はそれ以外です。
□東京スカパラダイスオーケストラ
オープニングはSUNで迎えたいという気持ちがあった。
昼間のSUNが一番似合うグループだと思う。
さあ、満足したから移動(笑)。
□怒髪天
昨年は冗談?のSUNステージだった地元バンド。
そんなに好きなバンドでもないけど、同い年ロッカーの動向は気になる。
今年はテントのGREENOASIS。
このR&E(リズム&演歌)バンドには根強いファンが付いていて、
あちこちでバンドTシャツを着た人を見かける。
ボーカルの増子氏、後半はマイクのコードが延びきるまで客の中を突っ走り、
テントのすぐ入り口で見ていた僕の前に現れた。
■KING BROTHERS
新加入のドラマーは上半身裸で片足が肌蹴たズボンという、
実にプリミティヴなコスチューム。
サウンドチェック時、必要以上に叩きまくったあと、
スティックを捨てて楽屋へ去っていった(笑)。
ギター&ボーカルが2人にドラムという変則3ピース・バンドである。
片方のギターが低音を鳴らして・・・などというアンサンブル?は無視。
フレット真ん中辺のコードを掻き鳴らし、ひたすらガナる。
野人ドラムは、歌伴の役目などカンケーなくひたすら手数で連打。
それなりにキャリアも出てきて、少しは枯れているのか?
と思ったら、まったくその逆(笑)。
ステージ左のマーヤはマイクをくわえてガナった(唸った?)あと、
必ずマイクを客席に叩きつけるように放り投げる。
必死にスタッフがそれを回収すると、また同じように放り投げ・・・。
この繰り返し(笑)。
ミュージシャン?がこれだけクレイジーなら、 オーディエンスも然り。
絶えずダイブが繰り返され、スタッフが回収作業。
もちろん僕は後ろのほうで暖かく見守り、冷ややかに笑ってた。
これはもう、音楽なんかじゃない。
ブルースだ。
しかし、よく怪我人とか出ないな。
■麗蘭
キンブラが終わって、GREENOASISのテントを出るといつのまにか雨が。
テントに戻って雨具を着込み、会場外テントサイトから一番近いREDSTARFIELDへ。
傘をさしながら、後ろのほうでおとなしく観ようと思ったが、
CHABOと蘭丸が姿を現したら、やっぱりたまらない。
折りたたみ傘をしまって、古い雨ガッパ上下で前へ駆け寄った。
現場仕事で擦り切れまくった雨具からすぐに水が染みてきたが、もう気にならない。
最近のCHABOのギターはボトルネックをはめたスライド奏法を多用する。
十数年ぶりのニューアルバムからの「CHABO Jumps again」「あこがれのSouthen Man」では、
その開放感に満ちたフレーズが炸裂する。これが一番聴きたかったんだ!
それに蘭丸のチョーキングが絡む(挑む?)。
「ライジングサンでは俺が最年長だ!鮎川誠はどうしたんだ?」
CHABOのトークは相変わらずで、微笑ましい。
「ウッドストックではこう言っていたんだ。ノー・レイン!ノー・レイン!」
オーディエンスと一緒にコールしていたら、本当に途中で雨が止んだ。
粋な演出か、単なる偶然か?、CHABOのマジックに会場が沸いた。
ベースの早川義夫。確かな腕を持ったこの人もなくてはならない。
左腕を怪我したそうでこの日は肘に包帯を巻いてプレイ・。
「片腕で弾いているんだぜ!」とCHABO。
大好きなファースト・アルバムからのナンバー「ミュージック」がなくてちょっと残念だったが、そんな事は吹き飛ばしてしまったラストの「R&R Tonight」。涙が溢れた。
人の生き方なんて百万通り それ以上限りなくあるさ
だから世の中と自分を較べたりしなくていいのだろう
僕らはどれだけの夏を迎えられるだろう
どれだけの夏を見送れるだろう
CHABOは全身ブルースマンなんだなと思った。
□LOSALIOS
達也のSUNSTAGE登場はもしかして、ブランキー以来では?
新加入のアイゴン(曾田茂一)が加わり、ツインギターになった。
ニュー・アルバムでアイゴンのスライド・ギターが炸裂していたので、
一曲目はコレかなと思ったら、予想ハズレ。
しかし、アイゴンのトーキング・モジュレーター使ったボーカルが。
今までは達也の奇声だけ(笑)のインスト・バンドだった。
紅一点ベーシストのTOKIEさんはいつ見ても優雅だ。
□デキシード・ザ・エモンズ
雨に濡れて、少々疲れたのでテントで休んだあと、
LOWSONでカップヌードルを食べる。これが最高!
麺をすすりながら、この3ピース・バンドを。
2002年の彼らのRSR初ステージは圧巻だったが、
脱退してしまったベーシスト、センパイの功績がでかい。
あんなに「顔で弾くベーシスト」は、いない。
しかし、アベ・ジュリーの挑発∞MCは健在であった。
■THE COLLECTORS
RCサクセションのお二方は別格として、
RSR2005一番の朗報が、コレクターズ出演。!
彼らが夏フェスに出るのは珍しいらしいが、
今年は各地のイベントに顔を出している。
GREENOASISと小さめのステージであるが、
良質なファン(特に他バンドがどうのこうのは言わないが・・・)が集まっていた。
日本のモッズ・バンドのトップ・ランナーであり、
THE WHOやKINKSなどのいかしたロックンロールや映画を教えてくれる、
やさしいお兄さん達でもある。
じつは、僕は今まで特にファンというわけではなかった。
一時期、FMでよくかかったシングル数曲を知っていただけで、
RSR出演が決まって、ベスト盤とオリジナル・アルバム2枚を買った。
アルバムはどれも良質で、「なぜ今まで?」という後悔にかられた。
さて、肝心のステージは・・・最高だった。
何と言っても、ギタリスト古市コータロー。
全身で鳴らしているようなギターの弾きっぷりで、
サラサラの長髪を振り乱すのも男心にセクシーだった。
リーダー加藤のハイトーンも素晴らしく、余裕のステージMCも楽しい、
緑のポロシャツ来たファンに、「いいフレッドペリーだね!」。
粋な心遣いも忘れない(笑)。
後半で、大好きな「TOUGH」が。
誰の真似をしても誰にもなれないから
一見コレクターズらしからぬけど、非常にコレクターズらしいフレーズ。
自分で書いててよくわからないが(笑)、妙に心にリピートする。
ラストは、彼ら最大のヒット・ナンバー「世界を止めて」。
イントロ、レコードではピアノの伴奏がブルージィなギターに変わっている。
待っていた!切ないラヴ・ソング。
当然、盛り上がりは最高潮に達した。
リーダーの「いい加減、アルバム買えよ!」の一言。
妙にドスが効いていた。切実に響いた。
今年、デビュー20周年。
派手なヒット作こそないが、こだわりのロックンロールを鳴らし続けている。
ミュージシャンのファンも多い(トリビュート盤も出た)。
ただただ、RESPECT!の一言。
■HEATWAVE
非常に迷った。今年のタイムテーブル。
HEATWAVE、THEATRE BROOK、そして解散を表明したZEPPET STOREのステージがかぶる。
(他にも清志郎とTHE MODSとかいろいろ)
オフ会でお世話になっていた伊達テントからGREENOASISは近いし、
雨も降ってきたしという妥協も隠せないが、一度観てみたかったバンドには変わりはない。
アコースティック感あるシンプルなギター・バンドの予想外れて、
ブンブンサテライツか?(僕にはそう聴こえた)と見まがうような、
エフェクト・ビートの洪水に乗せてギター&ボーカルの山口洋登場。
しかし、すぐにギターは持たずパーカションを叩き始めた。うーん。
歌い始めたのは「NO FEAR」。
ストーンズっぽい同名アルバムのアレンジとは別物だ。
そして、ソウルフラワーユニオン中川氏のとの共作「満月の夕」。
阪神・淡路大震災について書かれたこの歌、山口氏の歌で聴くの初めてである。
ドラムはルースターズの池畑。
ベースは渡辺圭一で浅井健一率いるJUDEのメンバーでもある。
JUDEには最初、池畑も在籍していた。
山口氏の歌とギターは独特の味があって、生々しい。
まさに、歌う人のギター。無駄がない。
バンドの音とのバランスが言葉を聴き取りにくくしていたのは、 ちょっと残念。
今年のRSRで印象に残ったステージのひとつだった。
☆ま出まシュリ祭り☆
23:00!ここで、ネット仲間・出日ロック氏との初対面を予定していた。
掲示板でさりげなく?告知していたので、誰か来ないかなーと待っていたら、
7月のオフ会でお会いした、シュリマリアメリさんが。
そして、SUNのBRAHMANでびしょ濡れになった、出日さん登場!
室蘭人のベース・キャンプ、伊達テントでオフ会。盛り上がる。
今年は「ライジング&お笑いスレ」の仲間との楽しいひとときがあった。
重ねて、ありがとう!
□冷牟田竜之Presents Taboo ★
はっきり言って、「Scoobie Do待ち」である。
DJのお姉ちゃん、気合の入ったTATOOだが、MCのノリがイマイチ。
なんだか、女子高生の学園祭レベル。曲はまあいいんだけど。
(怒られるだろうな。しかし素直な感想)
■Scoobie Do
DJブースはGREENOASISのテント後方に設置、振り向くとステージ。
お姉ちゃんのDJプレイで踊っている間、ステージではライヴのセッティング。
「FUNKY4」、Scoobie Doの登場だ!
追加アーティスト発表で彼らの名前が出て飛び上がってしまった。心の中で。
ボーカルのコヤマのMCは相変わらず、挑発的。
彼らのステージは何度か観ているが、
今回はベースのナガイケの成長ぶりが凄かった。
「顔で弾くベース」でありながら、
指のほうも達者でソウルフルなラインを高速で弾き倒していた。
(いよいよ、表現がわけわからない)
フルアコでジャジィなコードを鳴らすマツキ、
アフロで低めにセットしたドラムセットを叩くモービーも元気だった。
懐かしいYMOもカバーしてた「Tight'n Up」のあと、
お馴染みの「Get Up」で大合唱。
スピード感あるステージはあっという間に終り、
FUNKY4は嵐のように去っていった。
RSR一日目も嵐のように終了!
☆2日目は九月中旬UP予定です。

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