いつでも3ピース・バンドは気になるので、当然このバンドもチェックしていた。

チャットモンチー/耳鳴り
まだ懲りずにロックはやっぱり男の音楽だぜ!という思いを意固地に持ち続けている。でも、困るんだよな。こういうバンドが出てくると。非常にやりづらい。最近だとGO!GO!7188などもかなり恐ろしい存在。いや大好きですけど。
売りという点では、すでに世に出ているあの人、あのバンドに似たエッセンスがいろいろと楽しめる画期的な商品ともいえる。私がいうまでもなく、すでに売れているのだが・・・。
しかし、バンドとしてのかっこよさは何かロックの神様(やっぱりジミヘン?)に選ばれて出てくるんじゃないのだろうか。このチャットモンチーもそんな天からのロックンロール・ライセンス(By ギターウルフ)を授かったバンドかもしれない。ラッキーというのか宿命なのかはわからないけど(皮肉)。
形だけでもバンド作るのって難しいよな(挫折した私談)。はあ。
「ハナノユメ」の"薄い紙で指を切って"というフレーズにやられた。
私も仕事中に思いついていつか使おうと・・・先を越された!
でも、そのあとの"これっぽっちの刃で痛い痛い指の先"は出てこない。
素直に参りました。言葉の並べ方のセンスは非常に好み。
テレキャスター好きにはギター&ボーカルの絵莉子さんの立ち姿、惚れますよ。サンバーストが渋い。ジャズ・ベース抱えた晃子さんも堂々としている。
バンドの音はグランジ入ったラウドなロックなんだけど、ゴリ押し感よりもノイズの心地よさが印象的。男が引かない程度に(笑)、いい感じで女性の強さが出ているというか。その辺はプロデュースを元スーパーカーのいしわたり氏が手がけているからか。
楽器持ってないと、その辺にいそうな地味で、ちょっと服のセンスがいい仲良し女学生といったかわいらしいお嬢さんたち。娘や孫(!)にしたいタイプ。そんなギャップも選ばれたロックンローラーの(以下省略)。
今日初めて、アルバム通して聴いた。良いファースト・アルバムだ!
憎まれそうなニューフェイス(By・・・)。

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