一週間が過ぎるのも早いが、週末も・・・だな。
日曜の夜は外で食事のついでに札幌中心街の創生川沿いにあるアメリカン・ティスト溢れるバーで、洋酒を一杯、もとい二杯。
ここで月末、あるアーティストが珍しく札幌でライヴをするというので、下見ついでに来たがなかなか気持ちの良い場所であった。
思いっきりアメリカン。バーはリバー・サイド。
良い隠れ家を見つけた。私を探さないでください。
さあ、アダルトな気分のまま、ライジング回想の続き。
■ムッシュかまやつ&沼澤尚(8/15 CRYSTAL PALACE)
CRYSTAL PALACEは木造の小さな小屋。ギネスなどが飲めるバーもある。昨年はGREEN OASISがこの建物で、キャパに合わないアーティストが出て会場パンクしてたな。
ムッシュのステージは入場規制はなかったけど、結構な人気。ムッシュ・コールが絶えず、私が見た中では今年一番愛溢れる暖かい空気に包まれていた。
このユニットにあとは誰がサポートかと思ったら、なんとこの二人だけ。
スタインバーガー抱えたムッシュのギター弾き語りに沼澤氏のリズムのみ。
曲はロックンロール、R&Bのスタンダード、ソロ、スパイダースのセルフ・カバー。
ギターの手数は少ないが沼澤のリズムとは愛称ピッタリで気持ちが良い。
しかし、多分フェス最年長、超ベテラン・ロッカー。アバウトさも筋金入りだ。
ギャートルズの「やつらの足音のバラード」では、アニメでお馴染みの一番の歌詞を飛ばして、「間違えました」と二番を二回歌う。おいしいところで思いっきりはずしてくれて、思わず苦笑しつつも、これでいいのだ気分。
原曲は豪華なホーン・セクションとラップで時代を先取りした的な名曲、「ゴロワーズ」も二人でやり切って見せた。ムッシュのクールな語りぶりはそのまま。けだるい雰囲気に答える沼澤のスティックさばきがとくに際立っていた。この人のドラムがたっぷり聴けるのもこのユニットのおいしいところだ。至福のリズム。
「今は亡き堺正章と井上順に捧げます」と会場をおおいに沸かせて歌いだしたのは、ザ・スパイダーズのノーノーボーイ。最高以外の言葉が浮かばない(←便利な言葉・・・)。
後半はやっぱり「バンバンバン」で盛り上がる。ムッシュの口がよく回っていないのも、オーディエンスとのやり取りがいまいちかみ合っていない?のもご愛嬌。沼澤のドラムソロでおわったかな?と思ったら、「とぼけたふりしてばばんばーん♪」とまた始めたのにはやられた。
ムッシュ最高。

昼間のクリスタル。ムッシュを観たのは夜だった。

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