その正体は、山川のりをさん。
かつては、2・3'Sで清志郎の横でギターを弾いていた男。
(そのほかのキャリアも凄い)
いまはギターパンダというひとりバンドで旅を続けている。
ライヴのあと、サインをもらいながらいろいろとお話中、
ブログに書きますというと、
「ネタバレ禁止ですよ」との厳しい言葉(口調はやさしい)をいただいたので・・・。
チューショー的なレポで書かせていただきます。
感想をひとことで言うと、
笑いとロックンロールの正しいユーゴー。
「彼はテクニシャンですよ」というギター雑誌での清志郎の言葉を思い出した。
セミアコのエレキ一本でのカッティングのキレと、ロックンロールなソロ、
時に過激な不協和音フレーズ。
ピックさばきも滑らかで惚れ惚れしてしまった。
しかし、一番衝撃だったのは、彼の歌声。
ここまで、表現力のあるボーカリストだったとは勉強不足でした。
いろいろなスタイルで、一貫したソウルフルな歌。
ショーもないシモネタも替え歌も、彼の歌とギターで聴くべきものに聴こえてしまう。
笑いのあとに、すかさずソーニューされる入魂のオリジナル・ソングはどれも引き込まれてしまう世界ばかり。
軽快なテンポの甘いラヴソングも彼のアレンジで完全にロックの音になっている。
海の向こうに憧れながら、日本人が日本でロックンロールをやり続けること。
清志郎の貫いた道をしっかり引き継いでいるように見えた。
相変わらずフライアーパークのステージの後ろには、
「完全復活」清志郎の姿が。
あるときはボスと一緒だったり、
あるときはボスが乗り移っていたり。
'93の夏。札幌芸術の森ロック・サーキット。
ボスの横で、ピート・タウンゼントのごとく、
腕を振り回してレスポールをかき鳴らす彼の姿もしっかり目に浮かんだ。
そんな溢れる熱いステージだった。

なかよくけんかしな♪ノートにサインもらっちゃったよ!
しかし、「ネタバレ」禁止って、演奏曲より、
バッテリー満タンの「ネタ」を詳しく書くなってことだったのかも・・・。
とにかく、行って観て存分にショーゲキを受けて欲しい。

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