ひと仕事終えて、サッポロファクトリーの映画館へ。
『アンヴィル!夢を諦めきれない男たち』
Anvil。名前だけはよくおぼえている。
あの頃、80年代へヴィメタ全盛期のカナダのHMバンド。
30年のキャリア、メタル界の重鎮的な地位を誇ってはいるが、
今ではほかの仕事で生計を立てながら、
地元のライヴハウスで細々と活動している。
バンドの過去を振り返りつつ、
今でも成功の夢を追い続けている彼らのドキュメンタリー映画。
地道なヨーロッパ・ツアー、新作作りに、レコード会社への売り込み・・・。
音楽的活動の一方で生活人としての家族との関わり、年齢の問題など、
「超リアルな」ロッカーの姿が描かれている。
そして、再び大勢の熱狂的なファンの前でのステージ。
その舞台は・・・。
へヴィメタ好きでなくとも、ここだけは感動的。
しかし、時代を超えて愛されているという彼らの代表曲。
いまいち、良さがわからなかった・・・。
(HM系は違いがわからない男でごめん)
映画が終わって、トイレに行くと、
前の席に座っていた3人の若者たちがいた。
バンドマン風のひとりがこの映画に痛く感動している様子で、
「俺、まだ二十ウン歳だから、まだまだだよな〜!な!」
とほかの友人に同意を求めているのが、ちょっと微笑ましかった。
(俺も、まだまだ、だ。)

ちなみに同伴者も感動していました。

0